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私の子供は、私に耐えてはいるが、どちらかと言うと、お父さんの方を信用している。 いつか、息子が小学校の頃、サスケという競技がテレビ番組で流行っていて、小学校のオヤジの会が、学校の運動会とは別にサスケ運動会を開催した。それは任意だったのだが、私は親の欲目で、不器用な息子に参加を勧め大丈夫かな?と、正直ものすごくと不安だった息子に、大丈夫大丈夫と言って参加させてしまった。すると棄権せざるを得ない進退極まる状況に落ち込んで息子は悔し泣きした。 それに比べると、お父さんのアドバイスは彼を助けてくれた。電車で水泳教室に通っていた息子はある時教室で財布を落としたかな?それで電車に乗れず、夜八時を過ぎても帰って来ないので、私は警察に子供のの着ている物などについて迷子届けを出していたところに、息子が暗闇から現れた。 どうやら息子はお父さんにこの道をずっと行けばうちの方に着くと教えた事があるらしく、それを信じて彼は電車の駅三つ分くらいの距離をてくてく歩いて帰ってきたらしい。 水泳教室のお友達がお財布か定期券を拾って下さったらしかった。褒めてあげて下さい、と水泳教室の先生がおっしゃった。 古き良き時代だったかな? そんなわけで、息子は、私の言うことよりもお父さんの言う事の方を信じられる気がしているような表情のような気がしてならない。私に対しては、ちょっと用心していると思う。私は料理も下手糞なので、正直彼は気の進まない料理からは逃げたいところもあるが、私の気持ちを傷つけまいというところもある。 いつか種違いの姉に生まれて初めて会った折に、夕食をご馳走して下さった彼女のご主人に、自分は、老人が赤ん坊に戻っていく映画を見て、年取ると人は子供に返るのだと思ったんです、というようなことを言っていた。息子は私と違って、小学校の頃から責任というものについて考えざるを得なかったらしくて、それに私は、もし私が心不全などで死んだ時には、放置しないで、私の体が腐ってくる前に、警察なり、市役所の相談係なり、親戚なり、友人なり、信頼できる人に、直ぐに相談しなくちゃいけないよと言った。そしたら、その人にはどうしたらいいかすぐにはわからなくても、他の人に聞くなりして、葬儀や手続きについて常識的なことを教えて下さるのではないか?と思うのだが、しかし、世の中には中学くらいの頃には可愛らしかった子がとんでもないことをしてしまうはめになることもあるようなので、私にも多少そんな事があったので、子供たちには反面教師にして欲しいとは言え私も世間知らずで抜け作なので息子は母親に似るのではないかと心配だ。褒めて伸ばせという向きもあるが、息子は本当にすごいと思っているわけでもないのにすごいすごいと褒めたりするのはやめてね、と言ったことがあった。 やはり私の言う事を真に受けて、かなり痛い目に遭ったことがあるのかな。娘の父親が、よいしょは丁寧に、と言っていたが、その時は別によいしょしようとしてほめたわけでもないので、私は言行に気をつけた方が良いとは思うものの、後悔先に立たずである。 息子は私を子供みたいな年寄りだと思って耐えているのかな? 市役所や警察親戚に相談する前に、病院に連れて行くんだろうな。
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