衛澤のどーでもよさげ。
2009年01月04日(日) 忘。

昨日三日は正月も明けぬうちから忘年会を開きました。二〇〇九年度忘年会です。二〇〇九年のことはもう忘れるのです。これから起こることも忘れてしまうのです。

私を含めて六人の参加。全員高校生時代の同級生です。卒業から二〇年が経ちますが、季節に一度はこうして催しものを企画して集まることになっています。つーか、二〇年前とやってることが全然変わりません、我々。

さて今回の会は時期が真冬ということもあり、鍋料理を食しながら無秩序に深遠に悪しざまに悪気なく話し続けるというかたちを取りました。そしてメインの鍋はこちら。バニラアイスクリーム鍋です。



冗談のような光景ですが、現実です。

先ず鍋に食用油を少量熱し、叩いた大蒜を入れ、香りを出します。次におもむろに牛乳を注ぎ込んで鍋を満たし、それが温まったら具材を入れます。我々が入手したレシピではハマグリが指定されていましたが、私どもはアサリを入れました。その他、人参じゃがいも大根などの根菜やブロッコリなどを投入して煮えるのを待ちます。鶏肉を入れても旨いです。この際にコンソメを入れて味の基本を拵えておくことを忘れないでおきましょう。

そして概ね煮えたら、先の写真のようにためらいなくバニラアイスクリームを鍋に突っ込みます。「食べもので遊んだら駄目」などと思う前に速やかに行います。
更に一ト煮立ちしたら今度はポテトチップスを思い切りよくがさがさっと入れます。
でき上がり。



ポテトチップスが煮えるまで待ってもいいと思います。煮えたポテトチップスは、これはこれで美味です。私は煮えた方が好きです。

未経験のみなさんはバニラアイスクリーム鍋に疑いを禁じ得ないことと思います。私どもも実際に煮ている段階でさえ「これは奇食」という気持ちを拭えませんでした。
食べて吃驚。旨いです。奇食として期待していただけにがっかりするほど旨いです。
糖分が著しく高いはずなのに甘くありません。つくる過程を知らずに食べた人ならアイスクリームが入っているとは思わないでしょう。コンソメで適度な塩分と旨味が出ているし、野菜からも味が出ていて、しかも牛乳で煮ていますから、簡単に言えば小麦粉を使っていない濃厚なクリームシチューといった感じです。

私はもう一度自分でもつくって食べようと思いました。平和な日常にたまには刺激がほしいと思っていらっしゃるみなさんにおすすめです。味はショッキングではありませんが、調理過程のヴィジュアルは結構刺激的です。
このバニラアイスクリーム鍋の〆はパスタです。〆の頃には煮詰まってきていて、そこにゆでたパスタを入れるとカルボナーラ風です。黒胡椒を振ってどうぞ。

このほかにも味噌鍋や塩鍋を少量ずつつくってつつきながら一二時間も遊んでました。三日正午集合、四日〇時解散です。そして更に一二時間後のいま、この記事を書いています。今年になったばかりに耳にして、そして昨日話題に上り、更につい先刻改めて歌詞と付き合わせながら動画を見て衝撃を受けた「愛・革命」に腹筋を痛くされながら。
「女と男のLOVEと書いて これを革命と読みます」とか「そっと青春の小箱につめて」とか、私にはとても書けないフレーズです。あと「Girl loves Boy から始まるのです」も。
この部分を敢えてナレーションにしてしまったことも考え合わせて、この曲はJニーズとしてもT沢くんとしても、まさに革命と言えるでしょう。


エンピツユニオン


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