衛澤のどーでもよさげ。
2005年06月11日(土) ゆるくていい加減。

それが「衛澤」というキャラクタの基本概念である訳ですが、どうもこの基本は覆さなければならないようです。そもそも、「キャラクタ」を売りにする芸人でもないのにそのように「衛澤」というひとつのキャラクタを立てようとしていたこと自体が間違いだったのかもしれませんが。
発表する作品そのものと、それをつくり上げる書き手との落差も受け手(読者)の愉しみとなるようにしてきたつもりだった訳です。

私ももの書きの端くれですから、「ゆるくていい加減」を成立させると同時に細部にも配慮していたつもりではありましたが、それでもそれについて不快を示される方がおられるということが直に判りましたので、不特定多数を相手とするもの書きがいちいちそのような些末なことを気にしていては仕事にならないという考え方もあるにはあるのですが、「読んで愉しい」ことよりも「きちんとしている」ことを優先すべきなのかと考えを改めなければならないかと考えているところです。

ここ一〇年ばかり守り続けてきた基本を改める訳ですから混乱が生じることは避け得ません。当サイトに通ってくださる数少ないみなさまには暫く違和感その他を与えてしまうかもしれませんが、御了承を御願いしたい次第です。
今後暫く観察してみて、「改めたのが正解だった」或るいは「前の方がおもしろかった」など御意見お持ちになりましたら忌憚なくお伝え頂きたく思います。


【今日の隘路】
「きちんとしている」ことを優先させるとなると、この「いい加減」が真骨頂である【今日の】シリーズもなくすべきなのでしょうか……?


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