2003年11月13日(木)

奇妙な夢を見た。夢の中で、私は大問題を解こうと努力している。その大問題とは----

自身、光であり、全きものであった存在が光に照らされることにより存在者になり、分断される。そうやって分断された存在者が如何にして他者を照らし得るのか?

書いていて何故こんな疑問を持ったのかが疑問になるような夢だ。夢をみているあいだは意味をもっていたのだが、さめて思い出す行為のなかで意味は喪われて行く。

夢を見る、という活動それ自体がひとつの意味を発生する運動なのだろう。それに引替え、思い出すという行為(元にあるものがあり、それを再現しようとすること)の二次性が意味を奪うのではないか?そう考えると納得がゆく。強引な理屈ではあるが。


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