::KEiMOの世界::



パンチくん  2006年04月16日(日)
今日は、町田で海友があたしの送別会をしてくれれるという。
小田急に乗り込むとき、バッチリ整ったパンチ頭で、
上下同柄スウェットを着た方があたしの前に立っていた。
しかもね、額の剃り込みが「↑」の形してんの。


  ん〜、ビーバップ
  これぞ、正当派パンチ!



と、変な感心をしてしまった。
で、その人は席に着くなり誰かに電話をかけはじめた。



  おー、オレだよ
  いまどこよ、え?なに?
  オレはもう大野だよ、なにおまえ、オレを待たせる気?



耳の遠いおじいちゃんよりも大きな声で話し始めた。
きっと隣の車両でも聞こえたに違いない。
電話の相手は子分ですかぃ?
オレ様待たせちゃ血祭りだぜってこと?


  しょ〜がねぇな〜



あ、許してあげるのね



  じゃ、おまえ、着いたらキスしろよ



へ?
なぁんだ、相手は女か。



  なにいってんだよ、恥ずかしくなんてねぇよ
  おし、じゃぁわかった、こうしよう




いや、かなり恥ずかしいですよ、アナタの電話の方が...



  会ったら、抱き合ってキスしよう
  ぶっちゅ〜ってな、まわりなんて関係ねぇよ
  わかったな?すっぞ!




そう言って電話を切られておりました。
その後、彼の含み笑いをガラス越しに見たあたしもまた、
違う意味で含み笑いしちまいました。
すげーよ、兄貴!  








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