::KEiMOの世界::



消えたパン  2006年01月19日(木)
順子から電話が入って、
新宿で一緒にご飯を食べて帰ることになった。
学校が休みだったアリッサも一緒。

会社を出てすぐに電話すると、



  今エレベーターの中



とのことだったので、先に店に入ってもらうことにした。
おかげで、時間が早かったこともあってすぐに席に着くことが出来た。



  エレベーターってどこいってたの?



と聞くと、



  おいしいパン買ったわよ、
  丸いパンが半分に切ってあってね、オレンジが入ってるの♪



と、とんちんかんな答え。
よくよく聞くと、
京王百貨店地下の催事、「お弁当フェア」に立ち寄って、
お弁当2コと大阪から出店していたというパン屋でパンを買ったらしい。
あたしがパン好きなのを知っているので、アピールしたかったのだろう。
それらは、全て、アリッサが背負っていたリュックに収められていた。


食事を終え、電車に揺られてオダサガへ戻ってきた。
駅前開発中で、徒歩1分だった北口改札がかなり遠くなってしまった。
これにより、南口の方が近くなったのだが、踏切を渡らなければならない。
しかも、ここは開かずの踏切。
今日も、まんまと掴まってしまった。
踏切で待っている時間ってたかだか数分のことなんだけど、
家が目の前に見えているのに、足止めをくらうのは面白くないもんだ。
しかも、風ビュービューで、寒いじゃないの〜! {{(>_<)}}
ようやく遮断機が上がった。
足が悪くて歩の遅い順子に合わせて歩きながら、


  
  先行ってドアの鍵開けておいて
  で、すぐに歯みがいて速攻シャワーね
  (ジム行く前に髪の毛を編んであげるため)



と頼むと、アリッサは素直に走って帰っていった。
途中、ペンギン(ゲームセンター)の脇で外灯を撮影していた大学生に、
順子が話しかけたりして、のんびり家に戻る。
すると、アリッサがリュックの中身をテーブルに並べてボケーっとしていた。



  ほらほら、早くシャワーしてでてこないと、
  髪の毛やってあげないよ



と急かし、

 
  いつもそんな(荷物の整理)気の利いたことしないのに...珍しい


なんて思いながら、テーブルから落ちそうになっていた袋の中をチェック。
そこには、あんパンが5個入っていた。


  あれ、あんパンも買ったの?

  そうよ


オレンジのパンが見あたらなかったが、対して気に留めなかった。
アリッサが出てきたので、髪の毛を編んでやっていると、


  おかしいわ、オレンジのパンが無い
  一番上に入れたのに


と、順子。
有名店のパンだったらしいから、ちょっと残念だったけど、
時間が無かったので、話途中でジムへ向かった。


2時間ほどして、帰ってくると、


  やっぱり無いのよ、おかしいわね〜
  絶対に一番上にいれたのに
  すられたのかしら?
  きっと、エレベーターの中だわ
  でも、あんパンと同じ袋に入ってたのよ、おかしいわ〜


まだ、パンの話が続いていた。
そこで、うっかり


  でもさ、アリッサは何でいつもやらないのに、
  わざわざ買ってきたものをテーブルに並べていたんだろうね?
  


と言ってしまったからもう大変。



  あんなに食べた後で、アリッサが食べたっていうの?
  
  いや、そうは言ってないけど、明日用に隠したとか...

  そんなことする?

  しないよね〜、
  じゃ、帰ってくる途中に鞄開けて落としたとか?
  でもさ、あんパンと同じ袋に入ったんでしょ? 
  パン一個だけ落ちるとか、すられるってのはあり得なくない?



被害は400円相当のパン1つのみ。
未だに謎は解けてません。むぅ








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