エスムラネット・日記

2005年09月12日(月) 女装からの選挙速報

今日は夕方から夜にかけて
2005年パレードの最終ミーティングがあったのですが
それが終わった頃、げぶ美さんから
「自公で340越え…死にそう…」
というメールが届きました。
携帯メールで、選挙について語り合う女装たち。シュールです。

それはともかく、みんな本当にいいのかな。
こんなに与党に議席与えちゃったら
消費税とか、ガンガン上がっちゃう(かもしれない)よ?
やばい法案、どんどん通っちゃう(かもしれない)よ?

もちろん郵政にもいろいろな問題はあるだろうけど
「郵政民営化」が国民にとって、どれほど切迫した問題なのか?
「郵政民営化」が国民生活にどれだけメリットを与えるのか?
それより、国家予算をきちんと見直すほうが
よほど重要だと思うけど。
僕には、不況の中で、人々が
「郵便局員」という「公務員」に
苛立ちや嫉妬をぶつけている部分も
あるような気がしてなりません。

テレビのアンケートで、「今の日本には
小泉さんみたいな人が必要だと思う」と
答えていた人がいたそうですが
不況やら何やらで先行き不透明な時代に
強い指導者を求める人の心こそが
ファシズムを生むんだよ…。

で、ふと思い出したのですが
先日、「1945年8月6日 広島」(だったと思う)という
ドラマを見ました。
「女王の教室」の遊川さんの脚本だったので
期待していたのですが
かなり微妙でした…。

全体的に、昔ドラマや映画でやっていた
「明日」(長崎の原爆投下の一日前の
ある一家の生活を描いたもの)に似ていたせいもありますが
西田敏行が
「この碑には『あやまちは繰り返しませんから』と
書いてありますが
私たちは亡くなった人たちに、本当に
あやまちを繰り返していないと言えるのでしょうか」
みたいなセリフを
涙ながらに言っているところで、すごく違和感が。

原爆で亡くなった人の、恐らく大多数は
日本が軍事国家化するのを黙認したり
進んで戦争に協力したりしたんだろうし
彼らも、戦争に関してはいわば共同責任者なのであって
「亡くなった」=「タダの被害者」と
簡単に考えてはいけないと思うのです。

というか、人々が何でも「国家」だの「お上」だのに
責任を平気で転嫁して
「自分達は被害者です」なんて顔をするから
自分の行動に責任がとれなかったり
思考能力が衰えたりするんじゃないかと思うわけです。

選挙の結果がショックだったあまりに
珍しく長文を書いてしまいました…。
ちなみに僕は、期日前投票で
民主と社民(比例)に入れました。
だって社民、かわいそうだったんだもん。
本物の判官びいきは、社民に入れるんだよ!
小泉なんか、かわいそうでもなんでもねえよボケ!

って、僕の投票の仕方も結構感情的ですね。


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森村明生 [MAIL] [HOMEPAGE]

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