浅間日記

2011年01月17日(月) 阪神淡路大震災

阪神淡路大震災から16年、というニュース。
神戸や淡路島の人たちは、この一年で最も寒い冬の日に被災され、
命を落としたり避難生活を送っていたということをしみじみ思う。



阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件。

この二つは、その後の日本を大きく変えた出来事だ。

というよりも、変わっていく日本を暗示する出来事と言ったほうがよいかもしれない。



それならどう変わったのか。

上手く説明できない。しいていえば
私たちには認めがたい何かの存在に、住所氏名電話番号が与えられた。
そうしたことではないか。

でもこれは、しいていえば、の域を出ない。



変化する時代の総括は、同時代的にすることはできない。
平家物語が琵琶法師という集団によって語られはじめるのは鎌倉時代末期だ。

人生を折り返し地点に来て、そんな解明できない時代の変節を迎えることは、少なからず疲弊するときもある。

しかし、そこがスタート地点である子どもたちの存在に救われる。
彼ら彼女らは、自分とは何か違う視点をもっていて、ずっと先の未来を見ることができる。

2010年01月17日(日) 立志伝外の人


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