浅間日記

2006年11月18日(土) 家族の支え

Hはちょっとした地元の講演会によばれていった。
インドの遠征登山報告なのらしい。

最近こうした機会が少しずつ増えている。
「家族の支えがあったのですね」とか言われて私もHも大層困惑する。

支えてなどいないと私は表情で返す。
支えられてなどいないとHも−少し私に遠慮しながら−表情で返す。


彼のクライマーとしての人生を評価するとすれば、

家庭で孤立するという恐ろしい状況をおそれずに
妻子の恨みがましい視線をくぐりぬけ毎週毎週山へでかけ、
さりとて壊滅的な関係崩壊に至らぬようフォローに手を抜かず、
よくぞ自分のクライミングへの情熱と力量を維持しましたねと、

こう言うべきなんである。
べき、というよりも、私は誰かに頭を下げてでも、
この点について、褒めてあげて頂きたいと思う。

そうすれば、ええこの人は本当によく頑張ったんですよと、
私も快活に答えることができるのに、と思う。

2004年11月18日(木) 孤独と自尊心


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