浅間日記

2006年09月26日(火) 夏に飲み下したもの

Hが不在で不便する最大の出来事がやってきた。
資源ごみの日である。

もう帰ってくるまで放って置くかとも思ったが、山積みにした新聞が雪崩を起こしそうなので、仕方なく着手。
ラジオでは、安倍新総理大臣による組閣発表。慌しい報道の様子。


外務大臣は麻生氏に決まりました、というニュースを聞きながら、
約二ヶ月分の新聞を引っ張り出して畳んで積む。
新知事登場は、ここ二ヶ月で最大の見出し。
秋篠宮家に親王誕生より、北朝鮮のロケット発射より大きい。

たった二ヶ月の間でも、世の中の出来事を結構忘れている。

喉元過ぎれば熱さもわすれる恐ろしさは、
それをひとたび嚥下してしまったら、もう身中に取り込むしかないということだ。

毒が回った国の開腹手術をするようになったら、おしまいなんである。
主権者の私達は、受け入れられないものを自力で吐き出す体力をつけなくてはいけない。



山のような新聞の束が出来上がり。
しかし、不在の不便は、寂しさなどよりはるかに深刻だ。
きのこの季節だというのにHの天ぷらが食べられないことも付け加え、そう思う。

2005年09月26日(月) 


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