浅間日記

2006年09月15日(金) 紀尾井町と私

2日も徹夜仕事。
こういうのはもう、自分にはみっともないことだとつくづく思う。
能力のないしるしにしかならないからである。

そのみっともない成果をもって、日帰り上京。
海ぞいの湿った空気は懐かしい感じがして、
秋の東京ならまた住んでもいいななどと、勝手なことを思う。

気分のよさが高じて、帰りは四谷駅まで歩くことにした。

お堀の水辺や、「紀尾井町という名前は、紀伊、尾張、伊井の3家の屋敷があったことに由来します」という看板を眺めたりしてぶらぶら歩く。

上質のスーツを綺麗に着こなした中年の女性2人が、カフェでお茶を飲んでいる。
てきぱきとした感じで、打ち合わせのような話をしている。
同じようにいつも小奇麗な服を着て働いていた祖母を思い出した。

そして、目上の女性を素敵だと思うのは久しぶりだなと思う。



年を重ねたら自然のままに、半ば土に還ったような姿になるのも、私の好みだ。

でも、今日のような日は、あんな風に上品なスーツを自然に着こなす姿というのも捨てがたく思う。
若い人達が、まるで暴れ馬に乗るようにして身につけようとしている「都会的な落ち着きと美しさ」をさらりとできたら、素敵だろうなあと思う。

暴れ馬に乗るようにして仕事をしているうちは駄目なのだ、と、
自分に活を入れなおしたところで、四谷駅にたどり着く。

2004年09月15日(水) 減れば平和か?増えれば繁栄か?


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加