浅間日記

2006年01月10日(火) 備蓄すべきものは

辻井喬氏の新聞連載。
ハイネの「ドイツ・冬物語」になぞらえて、
日本人が現代日本を思い憂うことについて思索している。
以下抜粋す。

「…しかし現代だから、詩人たちは祖国とか愛とか言う言葉はとても使いに
くいが、ハイネが自分の国を愛するがゆえに批判して『冬物語』を書いた気
持ちはこの二十年ほど切実に響くようになったのだ。(中略)いまの僕らの
問題は、どうやったら大勢の人に読んでもらえるような、あまり悲憤慷慨
(ひふんこうがい)調になってしまってはいない『日本・冬物語』を書くこ
とができるかということではないか。」



自分のフィルターを通過し、血肉として取り込むものは、
悉くこうした思索めいたものばかりで、そのことに時々迷いがないでもない。

何かのハウツーにつながるものでもない。
マイレージもたまらなければ資格もとれない。
もちろん、日記のアクセス数にも、全く関係ない。

でももうそれは、自分が自分を維持するために仕方がないのだ。
たとえ明日、家の米をきらしたとしても、
現代に失望せず、思索を続ける人からの話をきらすことはできない。

2005年01月10日(月) 教育考再び


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