浅間日記

2005年11月22日(火)

ぎりぎりの仕事に追われる。
自業自得なのだが、焦りとともにスイッチが入る。


こわばった表情とせつなそうな声で「仲間に入れて」と言い、
いつもの子ども集団に混じっていくAを残して、仕事へ。

この仲間入りの儀式は、ここのところの毎朝の風景で、
早く登園する子どもがイニシアティブをとり、Aはその対極にいる。

盛り上がり始めたところに、のろのろと姿を現すのだから、
そんなに簡単に仲間にするわけにはいかないのだろう。

入れてという子も、いいよと言う子も、表情がこわばっているから、
ある一人を仲間に入れるかどうかは、この子達にとって、
とてもシビアな問題であることがわかる。
視線を合わせずに、○○ちゃんに聞いてという子もいる。
判断に責任がもてないのだろう。

それでも負けずに「仲間に入れて」と言い続けることで、
やっと遊びに入れると言うわけである。

私やHなら、そんな面倒でいやらしい儀式はさっさと放棄して、
一人で遊ぶところだが、
根気よく交渉し続けるAは、偉いと思う。

2004年11月22日(月) 


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