浅間日記

2005年05月07日(土) 悪の研究

毒気が失せてきた今朝には、早くも人間のネガティブな部分を考える難しさを思い知った訳である。

名著の向こうを張った題名をつけたところで、まったく効果なしである。
それほどに、あまりにも、その本質を表すことができない。確かにそこにあるのだが、それは、ほがらかで陽気な善意に比べて、なんとつかみ所のないことか。

私はその存在について教育も受けていない。だから対処の方法も知らない。闇の中からそれが現れた時には、もうお手上げなのである。犯罪調書は「むしゃくしゃしたから」「気に入らないから」と薄っぺらく書くだろう。それだけの理由でと世論は言うだろう。本当にそれは「それだけのことなのか」については、考察をすっとばして。

自分にふりかかる闇が恐ろしいから、例え偽善の光でもその灯を絶やすことができない。社会では一点の影も存在させないように、ハレーションを起こすほどの光が放ち続けられ、人間全てに、サーチライトがあてられている。

2004年05月07日(金) 不機嫌スパイラル


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