浅間日記

2004年09月07日(火) 待ったなしの経営判断

終日雑事。色々未決事項が多く見通しが立たず。

そばの花が、満開である。可憐な白い花が風に揺れている。
作付面積は最近増えたのではないか、と思うほど存在感がある。

栽培収穫を体験して分かったが、そば粉の元になるそばの実は、
こっちでひと房、あっちでひと房、という具合に順々に実が熟する。
ちなみに、大豆や小豆もそんな感じである。

だから収量を上げるためには、コンバインで一気に刈り取るというよりも
丁寧に回数を分けて熟した実をむしりとるのがよい。
少なくとも素人が趣味でやる範囲では、それが適切のように思われる。

また実がぼろぼろと落下してしまうので、収穫のタイミングを逸すると、
地面に落ちた大量のそばの実をみて、悔しい思いをすることになる。

夕刻、台風が近づいているニュースをラジオで聞きながら車で家に戻る。

途中なんと、もう稲を刈り取ってしまっている田が、結構あった。
確かに、すでに頭を垂らしている黄金色の稲が
今回の大規模な台風にもつかどうかは、定かではない。

刈り取った田の主は、まさに待ったなしの経営判断を迫られたのであろう。補償があるとかそういう問題ではなく、農作物が被害にあう、というのはつらいことなのだ。


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加