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セキララな思考。
安井 文
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2010年11月13日(土)
限リナイ青ニナル

こんなに幸せな気分でライブから帰るのは初めてかもしれないな。
jive1113-01たくさんライブに行っているけど、家につくころは大抵なんだか物悲しい気分になっているんだよね。
なぜか分からないけど。
行く前は風邪気味で、帰ったらかなりしんどいことになるかなと思っていたのだけど、ライブの余韻がとても熱くて胸の奥から体中がずっとあったかいままで、風邪はどこへ行ったのだろう・・・と今このとき思っている。

さて、今夜のライブはUSTREAMという方法で、webにてリアルタイム配信されたようなので、ご覧になった方もいるのではないかな。
ご覧になった方で、ここへお越しの方はぜひ、感想を残して行ってください。
どんな風に見えたのかとっても知りたい私です。
現在のところ、再放送があるかどうかは分からないけど、もしかすると・・・かもしれませんね。
気になる方は雄大さんにたずねて見ましょう。

以下、超大作になったので、長いですよ。
時間を十分にとってから読んでください^^;



jive1113-02今夜は、広島の流川にあるLIVE Cafe Jiveでのライブ。
すでに何度も足を運んでいるなじみの場所。
ここへはいつもの仲間が集まってくるという感じがあって、案の定いつものみんながそれぞれ席について雄大さんの登場を今か今かと待ち構えている状態だった。
今日はちょっと前に座ってみた。
椅子の上でごそごそするんだから、後ろに・・・とも思ったのだけど、なんとなく前に座ってしまった。

今夜は雄大さんの登場前に2組の広島を中心に活動している音楽人が登場。
まずは、よく通るきれいな声で歌う山本義崇さんとガットギターで見た目の印象とはまったく違ったギタープレイを聞かせてくれたRyo-sukeさん
お二人が好きな洋楽のナンバーをさらっと演奏してくれた。
2人ともいまどきの青年風なんだけど、印象はまるで180度違っていて、その見た目のアンバランスはもとより、かれらから繰り出される軽快で結構すごいことをしている演奏はなかなか楽しかった。5曲演奏したうちの一番最後の曲「7days」という曲がよかったな。
続いて、三輪真理さん。ペパーミント・リーフというバンドで活動している方だけど、今回はソロでの登場。
ペパーミント・リーフは、以前USBのライブで演奏を聴いたことがあって、真理さんの歌はとても印象に残っている。
キラキラ輝いている瞳はまっすぐ前を見ていて、彼女の前ではどんな嘘も見抜かれてしまうのではないか・・・そんな感じ。
彼女も5曲を演奏してやっぱり一番最後の「春雷」という曲が印象に残っている。この曲は前にも聴いたことがあってそのときにも好きだなと思ったんだよね。

jive1113-03 そして雄大さんの登場。
いでたちは昨日とほぼ同じ。Gパンだと思っていたのはブラックジーンズでした。
そして、グレーな感じのベルベットのジャケットの下は、雄大さんの描いた羽のついたハートが飛んでる画のプリントされたTシャツ。
その飛んでるハートがね、なんだかいいアクセントになってたな。

なんとなく今夜の雄大さんはちょっと緊張している感じに見えた。
そりゃそうだ、ライブはwebでリアルタイム配信されるということだからね。
なんとなく緊張感漂う雄大さんを見ていたら、人ゴトながらこっちまで緊張しそうになってしまった。

ところがどっこい、雄大さんは本番に強いらしい。
昨日とはうって変わったなんとなくきちんとした感じの演奏におおっと思わずうなってしまったのだった。

まずは「FREE」
昨日、この曲のイントロを聴いたときには心底驚いてしまった。
封印していたらしいのだけど、やっぱりいい曲だから歌おうと最近は思うようになったとか。
作曲者である都倉俊一さんに何度もピアノの演奏を注意されたことを思い出してしまったそうな。
ということは、当時のままに近いピアノプレイだったのか〜と今日私はこの曲で2度目の驚きを感じたのだった。
セットリストはほぼ昨日の博多と同じ、多少曲の順序が入れ替えられていたけど、全体的な雰囲気はほとんど一緒だった。
気になる人は、昨日のレポートにセットリストをアップしたので覗いて行ってください。

そしてまた昨日の繰り返しになるんだけど・・・やっぱりね、ギターが最高ですよ!!
「レイニー・サマー」のちょっとボサノバタッチのギターにまずしびれてしまった。
『Jerryfishとラブソング』に収録されてる新録盤が不評だったので、いつか元のままで録音したいとおっしゃっていました。
が、私は好きなんですよ!あのアレンジも。
ベースラインがかっこいいんだよね、あのアレンジは。
しかも、ハモリのポジションがオリジナルと違っていて、初めて聴いたときには鳥肌が立ってしまったもんです。
・・・いや、そんな話はどうでもよかった。
もちろん、ライブで聴く事ができるギターだけのボサノバタッチの今のアレンジは、毎回痺れてしまう。

今夜特に「おひる」のギターソロが冴えていたと思う。
今夜一番のベストプレイと言ってしまいたいくらい!!
夕べあれだけすごいと思ったけど、今夜のギタープレイはそれ以上だったので、途端に私は笑いがこみ上げてきてですね・・・相変わらずへらへら笑っておりました。
スローな曲だけど、歌に寄り添うギターの音がね、すごくタイトで、でも、とってもあったかい。
1回だけ高いポジションでハーモニックスの音が鳴るんだけど、私はあそこがとても好きなのだ。
少し甘くやさしい雄大さんの声と強くてはっきりしたタッチのギターがね、絶妙なサウンドを生み出すんです。
詩は甘くないのにねえ。

それから「Midnight Calling」のギターもかっこよかった〜。
この曲は19歳のときに作った曲で、ミスター・スリム・カンパニーで時々歌っていたのだそうだ。
デビューアルバムは全曲都倉俊一さんのプロデュースだったために入れてもらえなかったのだけど、セカンドアルバム『Yudai』に入れてもらえたという当時の裏話を聴く事ができた。
その話も驚きではあったけど、この曲が19歳のときの曲だってことにもっとびっくりの私だった。
ものすごく渋いんですけど〜。
ギタープレイはそのころと変わらないのだろうか・・・と、「FREE」のピアノの話を聞いた後だったので、思わず考えてしまった。(本人には聞けませんでしたが)

曲が前後してしまったけど今回のレポートタイトルが「限リナイ青ニナル」なのは、実はリクエストした曲だったからなんだな。
しかも、この曲をギターで演奏してもらえたのが、とてもうれしくて・・・。
アルバムとはまるで違う印象だった。
すごく静かでやさしいけど、どこか哲学的な雰囲気に神秘的なものまで感じた。
一番最後の"遠い過去と遠い未来のその間で僕たちの旅は続く"というフレーズにいつも心がうずいてしまう。
そのフレーズで静かに終わる今回のバージョンはいつも以上に心に沁みました。
雄大さん、ありがとう!

実は結構人気があるんだと今回知った「LOVE IS RIGHT LOVE IS WRONG」
ちょっとピアノのタッチが強くてアルバムとはかなり印象が違った。
雄大さんは、曲によってリズムが複雑なイメージのものもあるんだけど、この曲はそんな感じ。
ピアノだけであの雰囲気を出すなんて、雄大さんのリズム感ってやっぱりすごいや・・・。
雄大さんの歌には割りと珍しい感じの色っぽい詩にちょっとドキドキだった。
そういう感じの曲ばっかり集めた大人なライブも・・・聴いてみたいなあ・・・なんてふと思ってしまった。

最近おなじみの曲は、やっぱりどこかいつもと違っていた。
今日も若干ハイテンションだったんだろうか。
しかも、どこか冷静で演奏にも昨日とは違う余裕を感じたんだよね・・・なんだかえらそうだけど、聴いていてどの曲もものすごく安心感があったので、そういう風に考えてしまったのかもしれない。
「君と出会いみたもの」が雄大さんの心の中では"たまよど"だという話は、折に触れて喋っていたけど、今回は歌の途中で"今出てきたよ"なんて言ったりするから、なんだか笑ってしまった。
この曲のギターもいいんだよね〜。
そして、「母の手」は、今年の新年会で同級生とセッション大会をしたときに女性の方が涙するのを見て、鳥山雄司さんが"アレンジするよ"と言ってくれたんだそうで、できれば彼にお願いしたいと心の中で思っていた雄大さんは"やった〜"と思ったそうな。
7月に関西のライブに行ったときは、なぜか「母の手」で号泣してしまった。
なぜだかこの曲を聴いていると、実の母親(私の祖母)を世話している私の母の気持ちを思い起こしてしまい、こみ上げるものがあるんです。
7月以来、この曲を聴くと母が祖母の手を取っている姿が思い起こされて、自分の生活のあれこれに直結してしまい・・・涙のタンクが壊れてしまうようだ。
でも今夜、そんな映像が思い出されながらも、涙を流すことはなかった。
今夜は本当に、なんだかとても安心感があって、そんな映像が浮かんでも心をしっかり保てたようなところがあった。

そして大盛り上がりの「You can make me HUSTLE」に続いて「太陽の匂い」
この曲では、三輪真理さんがデュエット。
昨日、途中、バックコーラスが別の歌詞を歌う部分を私以外の誰も歌わなくて、私も小さな声で歌ってしまって、非常に心残りだったんだけど、真理さんの力強く優しい歌がその部分が歌われて、私は感無量でした。
やっぱりあの部分は歌わなきゃ・・・なんだかさびしいんだもん。
きっとみんな大好きな「太陽の匂い」大きな声で歌うと、本当に幸せな気持ちになってくるんだよね。

そして終わりは、キャラメル・ボックスという劇団の作品のために書き下ろされた「Song for Christmas」
今一番新しい雄大さんの曲・・・かな。
お芝居の途中で流れるので、台詞の邪魔をしないように英語の歌詞。
なんだか外国映画の雪が舞い散るシーンが浮かんできそうなおしゃれで素敵なクリスマスソングだった。

アンコールは1曲。
山本義崇さんとのコラボで「飛び方を忘れた小さな鳥」
なんでも、テレビ番組でこの曲を歌った山本義崇さんは優勝したんだとか。
その番組の審査員をしている方が、雄大さんに山本さんを紹介したそうだ。
ライブをしようという話が出たときにちょうど今夜のライブが決まったので、それなら一緒にということになったとか。
半分雄大さんが歌って、半分山本さんが歌う。
二人の声の印象はかなり違うけど、重なり合うと不思議な調和を醸し出しておりました。

音楽の化学反応は、とても刺激的なのである。

今日はずっと雄大さんの歌を聴いていたなあ。
広島に向かう車の中、ライブ、帰りの車の中、・・・そして今、『Holy Night』を聴きながら、ライブレポートは終わり。
ああああ、長くなっちゃったなあ。
超大作だ^^;

>>セットリスト<<
1.FREE
2.君のシアワセ
3.レイニー・サマー[Guitar]
4.おひる[Guitar]
5.限リナイ青ニナル[Guitar]
6.Midnight Calling[Guitar]
7.LOVE IS RIGHT LOVE IS WRONG
8.ONLY ONE
9.君と出会いみたもの[Guitar]
10.母の手
11.You can make me HUSTLE
12.太陽の匂い with 三輪真理さん
13.Song for Christmas
>>アンコール<<
14.飛び方を忘れた小さな鳥 with 山本義崇さん


2010.11.13(SAT) 鈴木雄大 LIVE『母の手』(at 広島LIVE Cafe Jive)
『限リナイ青ニナル』
WORDS & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大