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2002年01月07日(月) 港のヨーコヨコハマヨコスカ

こないだ土曜日の朝にTVを見ていたら、宇崎竜堂さんが昔のことを喋ってた。

彼は昔、サングラスにリーゼント、白いつなぎでギター片手に「港のヨーコヨコハマヨコスカ」なんてタイトルの歌を歌ってた。

誰でも知ってるこの曲の詩は、奥様である阿木耀子さんが書いたんだって、そりゃ知らんかった〜。女の人が書いた詩だったのね!

相当突っ張ってる彼は、でも、昔はすごく穏やかでまじめな青年だったんだって。
だけど、”絶対売れる!”と確信のあったダウンタウンブギウギバンドがなかなか売れなくてイライラしている間にあんなになっちゃったんだと。

それから、奥様の耀子さんは、初恋の人で始めて付き合った人だったんだと〜!!
いやいや、人って言うのは見かけでは分からんね。

宇崎さんの曲の作り方って結構面白いと思う。
時々TVで喋ってるんだけどね。
彼は、詞ができあがってから曲を付けるらしい。
で、まずその詞を声に出して読むんだそうな。そのリズムにメロディーを付けると曲になるという・・・。

これは山口百恵さんの「横須賀ストーリー」って曲の歌い出しを作った時の話。
(これも有名な歌い出しだよねえ。)


♪〜これっきりぃこれっきりぃ もぉ これっきりぃですかぁ〜♪

普通に声に出してみると分かるんだけど、もうすでにリズムを持ってるんだよね。
これ以外にはないでしょ〜と思ったそうだ。
彼はそれに音階を付けただけ。・・・だと言っていたぞ。

「港のヨーコヨコハマヨコスカ」も奥様はメロディーに載せるつもりで書いたそうなんだけど、あまりにも字数が多いのでああいう形にしかならなかったんだとその番組で言っていた。

作曲のしかたっていうのは、言わば企業秘密だと思うんだよね。
まあ、最近のJ-POPの人達はあんまりそういうことは考えてないだろうけど。
その企業秘密を面白おかしく喋ってくれる宇崎さんを私は結構好きなんだな。

彼は奥さんと共に山口百恵さんの曲をたくさん書いていて、それも軒並みヒット。
その頃のミーティングの話もしていて歌謡曲ってすごく面白い分野だったんだなあと思った。曲はみんながミーティングして作るんだってさ。面白いよね。

これって、洋楽の全世界でヒットするような曲の生まれ方によく似ていると思わない?
そういえばさ、日本の歌謡曲は、昔、世界で一番進歩した音楽と言われていたんだよ。

そういう意味では最近はそういう試みが減ってしまって、私から見ると日本歌謡界は質が落ちてきたと思う。

かなしいね・・・。

番組の終わりにこれからの夢は何ですかと聞かれた宇崎さんはこう言った。

何十年か経った時、誰が作ったのか知らずに誰かが歌っている歌を残したい。
そう、読み人知らずの歌を作りたいね・・・。

「港のヨーコヨコハマヨコスカ」
MUSIC BY 宇崎竜堂、WORDS BY 阿木耀子、PLAY BY ダウンタウンブギウギバンド


安井 文 |MAIL