THE OTHER SIDE OF HEAVEN...Tomoe

 

 

ロッキン・ホース・バレリーナ - 2004年07月18日(日)

今日は1日パジャマでひきこもりました( ̄ー ̄;)
昼に郵便が来て、名古屋のライヴのチケット。
なんと、3階後ろから2列目ヽ(´ー`)ノ
チケ足りない公演だから文句言っちゃいけないんだけど★
こないだは1階7列もらったし仕方ないか〜〜。


昨日あまりにダウナーな気分だったので書いてなかったけれど、
スパイダーマン2、また見に行ってきました。今度は字幕版で。
一度見たのでだいたいツボは押さえてるし、
前と違ってラストに吹替え用主題歌が流れるのを手に汗にぎって待つこともなく、
リラックスして見れました(笑
連休初日の夕方前の上映で客が30人そこそこ…田舎って素敵(笑

スパイダーマン2すっかり気に入っちゃいました( ̄∇ ̄)
ピーター・パーカーとスパイダーマンどっちも好き(笑
トビー・マグワイアがいかにも不器用な好青年って感じで
大きな目に涙をためて沈黙してるシーンがいっぱいあって良かった〜。
見せ場のひとつ、スパイダーマンが暴走する電車を止めるシーンではちょっと涙ぐんじゃった。
それに、叔母さんが「皆にはヒーローが必要」と語るところとか。
「正義を果たすためには、自分の夢を犠牲にすることも必要」
個人には重い使命だけど、それを選んだピーターはかっこよかった(^−^)
ビルの間を舞うスパイディーのアクションのかっこよさにも惚れました。
今のCG技術って凄いな〜。昔だったらあんなに迫力出なかっただろうね。
敵のドック・オクも人間味ありました。
実験の失敗で妻と名声を失い、身体に装着したロボットアームに操られてしまう。
でも最後には人間性を取り戻す。悲劇の敵役でした。
あのアームって、動くのかなりエネルギー食いそうなんだけど、どうやって得てるのか・・・?
4本の長いアームとその動きは、見た瞬間に嫌悪感を感じさせる迫真に迫ったものでした。


今日はもうほんとに何もできなくて、
大槻ケンヂの「ロッキン・ホース・バレリーナ」を読破することにしました。
みずみずしい青春小説でした。
18才、駆け出しのパンクバンドのメンバーと、38才で元バンドマンの、借金を抱えて
一発逆転を狙う冴えないマネージャーがハイエースに乗ってはじめての全国ツアーに出る。
そこに転がり込んだ謎のゴスロリ娘・・・。
皆が心に傷を持ち、何かを探して旅をしている。
抜けるような青空の下、バカなことばかりやりながら旅をする5人の姿に、
とうに青春なんて忘れた私はちょっと胸が痛むのでした(´ー`)
現役のバンドマンが書いてるだけあり、出てくるライヴハウスやバンドも実在のものがいっぱい。
名古屋はELL、京都は磔磔、大阪はミューズ、神戸スタークラブに福岡ドラムロゴス。
そして、バンドマンにしかわかりえないような、
「客にジャッジされることの怖さ」、一度くだされたマイナスのジャッジを覆す興奮、
この興奮の中でなら死んでもいいと感じるほどの高み…などをリアルに描写できてると思った。
私は、夢を失い、借金に追われながらもまだロックを捨てられない、
38才冴えないマネージャー得山さんに感情移入してしまった(´д`)
作品中に出てくるBGMも、この方が若い頃影響を受けた70-80年代の洋楽がメイン。
何度も出てくるメインテーマはKISS。
“God Gave Rock'n' Roll To You”というフレーズが何度も繰り返される。
一度は道を見失って、バンドを金もうけのために売りかけたマネージャーだけど、
最後に自分の若い頃を思い出すシーンはベタだけど心打たれました。
印象深いフレーズも多かった。
マネージャーが主役たちに言う。
「しけった花火になるなよ。一発でもこの夜空に火花を散らしてみろ」
夢を思い出したマネージャーが、音楽を金儲けの手段と考えるかつての仲間に言う。
「音楽は目的のための手段ではない。音楽の目的は音楽そのものだ」
「東京ドームでライブをやるのも、ハイエースで貧乏ツアーをするのも勝ち組じゃない。
 音楽に勝ちも負けもない」

理想論なんだけど、きっと書いてる大槻氏が信じたいと願うことなんだろうなあ。

ストーリー自体は甘ったるいフィクション、だけどこもっているメッセージは心からの本物。
夏休み、蝉の声、どこまでも続く道路を走るオンボロのハイエース、
若者たちの笑い声。
不安で、傷つきやすくて、でもまだ何にでもなれると信じていた人生の短い夏の真っ只中。
甘酸っぱい小説でした。

筋少の曲を夏に聴くと泣けます。個人的な理由で。

*
この小説のツアーファイナルは福岡でした。
たまたま今日、私の好きなアーティストが福岡公演。
私はチケ取ったものの、気力体力財力ともに欠けていたので欠席になりました;

その人もかつては小説に出てくるバンドのように、
高校中退でバンドやって上京してメジャーデビュー。
でも、実力不足・経験不足のうえ、周囲のスタッフにも恵まれてなかったようで、
芽が出ないまま、自滅して解散。
その後2年ほど何もせずに過ごしたけれど、夢が諦めきれず、
たまたま受けたオーディションに通って、のちにソロデビュー。
いちおう商業的に成功したといえるでしょう。
でも、今でもかつてのバンドの名前を公の場で口にするのを聞いたことがない。(伏せ字のみ)
きっとこれからも当時のことをくわしく語ることはないだろうな。
大槻ケンヂの小説を読みながら、きっと私の好きな人も10年以上前はこんなだったんだろう、
自分たちにできないことはないと思ってたんだろう、と重ね合わせてました。
それなりの地位を得た今でも、いろいろ実現できず悔しい思いをすることはあるみたいだが、
昔のロック少年だった頃を忘れずにいてほしいなあ。
まあ、ライヴでは大人とかベテランとか全然忘れてガキみたいになってるので、
大丈夫だとは思うけど(^^;


暑がりだから夏は大嫌い。
でも青空と蝉の声と夕暮れどき、胸をしめつける甘酸っぱい思いは切なくもなつかしい。


...



 

 

 

 

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