| 2025年11月29日(土) |
回転焼きとか回転饅頭とか蜂楽饅頭とか。 |
他地域で言うところの今川焼きとか大判焼きを、うちの親は二人とも回転焼き(大阪生まれ京都育ち父、佐賀県北西部出身母)と言ってましたが、私の生まれ育った福岡市内でこれは回転焼き、回転饅頭、蜂楽饅頭等と称されておりました。
蜂楽饅頭は店名(商品名)ですが、あまりの人気でこれが定着したのやもしれません。回転饅頭は回転焼きと蜂楽饅頭がごっちゃになったような呼び名でしょうか。
まあ、どちらにしてもあずき餡が苦手だった私には地獄の手土産でした。 およげたいやき君ブームのときなど、近隣に鯛焼きの人気店があったため、まあ連日地獄の手土産が家に来ては、子供の私を作り笑いの達人に鍛え上げたものです。
毎日毎日大人は鉄板の〜手土産がたいやきで嫌になっちゃうよー。
さて、そんなとてつもなく苦手の極みであるあずき餡がこれでもかとたっぷり入った蜂楽饅頭を、最近の私は20個くらい爆買いして帰るのです。
帰宅したらアツアツをオトボケ様に一つ差し上げる。 「まーめずらしい!何年ぶりかしらーこれ食べるのー」←一昨日食べてます。
で、残りは一つずつラップして急速冷凍。 もちろんすべて彼女のおやつです。
一日おきくらいにお出しすると、毎回「何年ぶりかしらー」と喜ぶのはもう吉本新喜劇のド定番ギャグくらいに聞き飽きましたがごめんやしておくれやしてごめんやっしゃー。
で、先日たまには白あんも食べるかなとおもって3つばかり追加で買ったところ、うちのオトボケ様が「えー、白あんはいやー」と拒否りました。しまったしまった島倉千代子。
どうしたもんかと思いましたが、廃棄するのももったいないかと濃いめにいれたコーヒーを準備し、このたっぷり白あんの蜂楽饅頭を恐る恐る食べてみたところ、
……ん?そこまで拒絶反応はないかも。
いやー、驚きましたね。 ママ会とか女子女子会のランチやお茶会に付きもののスイーツにそーとー鍛えられたのでしょうか。
酒と塩っぱいもので生きていたような私でも、お出かけ先でいただく和菓子洋菓子は、お茶やコーヒーと共にであれば場の空気を読みつつおいしく食せるようになっていたのです、若い頃に比べれば。
嫌いなものや苦手なものは、極力少ないほうが生きやすいってなもんでございますからして。
んでもやはり自ら好んで選ぶことはないけどな。 酒とアテ最強。私が死んでもスイーツだけは仏壇に供えるなと息子に申しつけておきます。あ、旦那は塩豆大福とかおはぎ好きだったので仏壇にはビール焼酎日本酒並びにスイーツが並んでます。もちろん蜂楽饅頭も供えましたよ。 それではどちらさまも温かいうちにお召し上がりくださいませ。
|