| 2023年10月13日(金) |
サラダは難しいそうです。 |
母が四つ足肉を好まないのは昔からのことなので承知していたが、生野菜サラダを残すのは意外だった。 はじめは「量が多かったわー」とか「朝食べるから取っておいてー」などと言っていたが、翌朝新たに生野菜サラダを出しても一向に箸が進まないでいる。
ふむ。 この生野菜食べにくい現象は80オーバー高齢者あるあるなのだろうか?
とはいえ本人の感覚はいつまでも若い頃のままなので、買い物中に野菜売り場を通ればサラダ食べたーいとかトマト食べたいわーなどと言う。でも出してもうまく食べられないので残す。ナシや葡萄やスイカは食べられるけど、トマトや千切りキャベツやレタスは食べにくい。 ふむふむ。
コールスローにしたら食べるかなと思ったらますます食べなかった。小さくすればいいってもんじゃないよ状態である。 キャベツの千切りはレンチンして水気を絞り、ドレッシングをかければまあまあ食べてくれるが完食には至らず。鶴橋風月的お好み焼きにすれば、たっぷりの千切りキャヘツでも難なく完食してくれた。
いちばん問題なく食べてもらえる方法は味噌汁である。 葉物はもちろん根菜でも味噌汁だとスムーズに食べてくれる。 味噌汁万歳だ。
あと炊き込みご飯。鮭やアサリと一緒に根菜やキノコ類をたっぷり入れて炊くと、実によく食べてくれるのでとても助かる。
いや、それにしても。 私は今のところ歯も歯茎も問題なくそこそこ元気な中高年なので、せいぜい若い頃より酒が飲めなくなったとか老眼だとか白髪増えたとか、その程度の老いしか実感していないが、母のように85にもなるともう有無を言わさず老いを実感しまくるようになるのだろうなと、彼女を見ていて思ったりする。←オトボケ入ってるから実感してないかも?←そのほうが幸せよね〜。
なので、歯は大事にしなきゃだよなとか筋トレは大事だよなとか、勉強も遊びも大事だよなとか、おしゃべりの時間は大事だよなとか、インプットとアウトプットのバランスは大事だよななどとつくづく感じているわけです。
まあ、生野菜サラダは後期高齢者の人生においてさほど重要ではないだろうから、今後も具だくさん味噌汁でしっかりたっぷりお野菜摂取してもらいます。
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