普段の料理は関孫六ステンレス洋包丁を使っているんだが、使用頻度が高いので刺身包丁や出刃、カービングナイフより研ぐ回数は自ずと多くなる。
故に日頃はシャープナーで簡易的に整えているんだが、やはりぬるい。
昨日はあまりに切れ味が微妙だったので、砥石を出してこれでもかというくらいギンギンに整えた。これで豚のブロックも気持ちよくズバッといける。うむ。 この孫六、かれこれ27年近く使ってんですよ。柄はさすがに渋くなってきたけどまだまだ現役。てか新婚時代から苦楽を共にした大事な盟友。私がキッチンに立てる間はこれからもずっと一緒よ?
……などと包丁に語りかけていると、猫が冷蔵庫の上から何を言ってるのかと覗き込んでくる。男共は私が包丁を手にしていると、何かうまいものが現れるのではと待機する。よしよし、期待に応えようではないか。
カービングナイフ(←こっちはヘンケルスの20年選手)に持ち替えて鰹のタタキを切り分ける。ブロックで買うと安いんだ刺身は。好みの厚さにできるのも良い。で、柵を切り分けるだけなら和包丁じゃなくてもカービングナイフで十分なんでここも使い分け。
最近は魚まるごと捌くことも減ってきたんで、片刃の出刃も刺身包丁も出番が年に1、2度って程度。家族減るとこうなるよね。年末くらいしか使わない。数年前まではこの2本も大活躍だったなあと懐かしむ。
鰹のタタキは皿に盛り、用意していたスライス玉葱とスライスニンニクをたっぷりのせ、ネギで彩って完成。旦那喜んで飛びつく。 タタキの切れ端は細かく刻んで猫壱のフードボウルに入れる。猫喜んで飛びつく。
はい、今夜の出番はこれにて終了。 きれいに洗ってよく拭き上げたら盟友揃いの得物包丁差しへIN。
そろそろ新しい砥石買っとこう。
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