| 2014年06月19日(木) |
実録 腹式子宮全摘術〜開腹からの回復〜第一章。 |
エイリアンの母・四十路リプリーですこんばんは。
この度、約1.4キロのグロいブツと化した子宮と筋腫及び片側卵巣腫瘍とその付属物らを無事摘出することができました。
15年ぶりの開腹手術でしたが 帝王切開と違うのは 「この子を安全に生むために頑張る私&燃えたぎる使命感」がないこと
そのためなのか歳なのか何なのか 私は生まれてはじめて 術前に受ける硬膜外麻酔の際に 突如として湧き上がってきた得体のしれない恐怖感に戸惑いました
・・・え?何だろうかこの言い知れぬ不安は
硬膜外麻酔くらい2度経験してるから何を恐れるのか と、理性的にセーブしようとしても どうしたことかそれが制御不能なのです
と言っても心の中が、ですよ 行動は麻酔医と看護師さんらスタッフの言う通り 背中をまるめて膝を抱え込み、おへそを見るように.....
ってやっているのに どうにもこうにも得体のしれぬ恐怖に苛まれ 勝手に涙がじわっと流れていくのがわかりました
助けて助けて助けてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
、、、と、エンドレス思っているうちに、はい完了、仰向け、張り付け、口にマスクでブラックアウト。
なんてのも束の間(私にとっては)
名前を呼ばれまくって意識が戻った途端に襲ってくる激しい吐き気と喉の痛み そしてまだ挿管されたままの気管チューブ
痛い痛い痛いーーーーーーーーーっ 喉痛い痛いーーーーーーーーーーっ って気管挿管状態で叫べるわけもなし
ひたすらオエオエオエオエもがくだけ はやくとってよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ と叫びたいけど叫べない
なんでやねんっっ んなことこれまでに無かったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歳か???歳のせいかっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
涙がだらだらなところで管が抜かれ オエオエ言ったために腹は痛い喉は激痛 意味わからん 訳わからん これまでこんなことなかったってば....
それからまだまだ「こんなことなかった体験」が続くのであります
・・・・後半へ
続かないよ、一気にいくよwwwww
目覚めて突如地獄に落とされた感の私に畳みかけるように襲ってきたのは 北極に全裸で放り出されたのかというような寒気 もう ガタガタガタガタ震えて寒くて死にそう なんで???????? なーーんーーーでーーーー?????
確かに麻酔の説明および同意書には 吐き気(20〜30%) 寒気、ふるえ(40〜60%) とあるのは知っていますよ
でもこれまでなかったので 私は体質的にOKなんだと思うじゃないですか
これまでなかったのがラッキーだったのか これまでなかった分、今回まとめて体験ツアーなのか はたまた摘出されたエイリアンの怨念か
おっそろしい程の寒気に体の震えがとまらないまま 私は手術室からベッドごと運び出されていくのです
まーーーーーーーーてーーーーーーーーーーーー さーーーーーーーーーむーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーー のーーーーーーーーーーどーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーたーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーーー(泣)←だが意識朦朧&酸素マスク装着中につき伝わらない虚しさよwww
やがて辿りついたのはナースステーション横の経過観察室
あれこれ看護師さんがやってくれるけど それより寒い寒い寒い......... もう凍死するかも
と、この世の終わりのような虚しさを覚えかけたところで声がでた
「え、寒いですか? 電気毛布いれましょうね」
はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーせえーーーーーーーーーーーーーーーー(心で大号泣)
喉痛い寒い震え止まらない腹痛い背中痛い怖い苦しいとまあ 地獄に放り込まれたような恐ろしさの中
そこに看護師さんの「38度」という発熱宣言も加わり
あー こんな囚人着みたいなストライプの病院着で最後を迎えるなんて嫌だーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と 心で嘆きまくりながら 助けて助けてともがきつつ辞世の句など考えていたところ
どこか遠くからかわいい鳴き声がきこえてくるのです
このフロアには分娩室があるのを思い出しました
あー、赤ちゃんだ.... かわいい声 うちの子はもっとギャン泣きしてたよなあ この子、男の子だろうなあ 声がそんな感じ 今日生まれたのかなあ 妊婦さんいたよなあ そっかーーー お誕生日おめでとー.....
・・・そんなことを考えているうちに、寒気が少しおさまってきて 今度は汗だく(そりゃそうだ、目下発熱中ってのに電気毛布だよwww)
人生とは不条理と理不尽の繰り返しじゃのう
などと世を儚みつつ浅い眠りとぼんやりした感覚を何度となく繰り返していた頃
パタパタと小走りに駆けてくる足音が近づきました
「あのっ、時間外なのは承知ですが、今日生まれた○○○の父です! 顔だけでも見たいんですが」
ああ さっきの赤ちゃんのパパだ
消灯時間の音楽流れていた後だから10時過ぎのはず 遅くまで仕事頑張って終わらせて駆け付けたのかな それとも遠いとこから一生懸命きたのかな
看護師さんの「しばらくお待ちください」のあと 「ほかの新生児もいらっしゃいますので新生児室の外から窓越しに見るだけでしたら・・・」 「はい!!ありがとうございます!!」
その向かう靴音が
幸せの足音のように聞こえて
この数時間 阿呆の如く世を儚んで一人で不幸ごっこをしていた自分が愚かしく思え
ああ もうエイリアンは切除されたんだから あとは今私の命を守る代わりに自由を奪うこの管たちが 全て外されたときこそ
私の二度目の誕生日だ←大袈裟大明神
などと思いつつ でも今は喉痛い腰痛い腹痛いうわーーーーーーーーん
と、嘆きまくりの四十路さんでありました。
ちなみに旦那は4時間以上もの手術を待って私のエイリアンと対面し ぎょえーーーと思いながらも私からの指令「エイリアンを撮影せよ」を遂行 安否確認および執刀医の説明を聞いた後、撤収した模様。 (私に声かけてくれたらしいが意識朦朧発熱寒気震え痛みで記憶なし) ご苦労であった。
今度こそ後半へ、てか第二章へ続く。
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