パンダが上野動物園にくるということで ちょっと前からちょくちょく報道されていましたが どうやら今夜到着のようですね
お疲れ様でございます比力君、仙女ちゃん。
ジャイアントパンダといえば昔々のその昔 上野動物園に初めてランラン、カンカンがやってきた頃 日本はそれはまあ激しいパンダブームになりまして 上野とは程遠い九州は福岡でも 繁華街ではパンダのぬいぐるみやパンダグッズが売られておりました
ぬいぐるみ等は当時とても高価なものでして 貧しい我が家では親にねだれば買ってもらえるなんて代物ではありません ましてや「親にねだる」などという行為など、家の経済状況を理解する幼女だった私にはとてもとてもできるわけがなく
そのようなものは欲しいそぶりも見せたことがありませんでした
が、ある日 当時同居していた叔母が 婚約者と一緒に天神へ出かける際 私も誘ってくれたので喜んでついていったところ 叔母の婚約者が私に大きな(幼女の私にとっては)パンダのぬいぐるみを買ってくれたのです
もう うれしくてうれしくてうれしくて パンダちゃんをしっかと抱っこして帰りました
赤いタータンチェックのオーバーオールを着たパンダちゃんでした
名前はもちろん「パンダちゃん」です リンリンでもランランでもカンカンでもありません
親から買ってもらったものではないので私の心も家計も傷みません
リカちゃんが流行ってもママレンジが流行っても 私の手には決して入ることはありませんでしたが パンダブームの今、私の手に大きなパンダのぬいぐるみがあるという幸せ
流行の玩具ってなんて子供を幸せにするんでしょうね
以来、パンダちゃんと私はずっと仲良しでしたが ある日、悲劇が起きました
私の母が パンダちゃんが汚くなったからと 全自動洗濯機に入れて 洗ってしまったのです
ひとしきりグルグルと撹拌され ブンブンと激しく脱水されて出てきたパンダちゃんは
...失明していました。
目がなーーーーーーーーいっっっっっっっっ!!!
。・゚・(ノД`)・゚・。
母は強力に脱水されたクタクタのパンダを物干しに吊すと 取れた目を まち針でパンダの顔面に突き刺しました
!!(゚ロ゚屮)屮
「乾いたら元通りに付けてあげるからwwwwww」 と、笑って言う母に
やっぱり私は捨て子なんだ...と己の出自に確信を持ったものでした。
(このパンダ失明事件以前の事。幼稚園のお誕生会前日、母に「私はどこで生まれたの?」と聞いたところ「あなたはパパが公園で拾ってきたの」とサラッと言われ、翌日のお誕生会ではみんなが笑顔の中、ものすごく深刻な顔で記念写真におさまっていた私。以来、いつか本当のパパとママが私を捜し出して迎えにきてくれるのだと信じて暮らしていた、ああ無情とか小公女の読み過ぎ文学幼女でありますw)
数日後、きれいさっぱり乾いたゴワゴワのパンダちゃんに 目がくっついていましたが どうやらそれはボンドで接着されているらしく顔面から少しばかり浮いており おまけに元あった場所からは微妙にズレておりました
手洗いするとか手縫いするとかいう手段は思いつかなかったのでしょうか私の母。
やがてパンダちゃんは私のベッドからピアノの上に居場所を移し いつしかヨソの子供のおもちゃとして貰われて行きました
・・・。
というわけで ジャイアントパンダと聞くと 私に大きな幸せとちょっとした切なさを運んできてくれた タータンチェックのオーバーオールを着たパンダちゃんが思い出され なんともいえないノスタルジーに包まれるのでございます
いつか上野で本物のパンダちゃんを見てみたいものです。 (昭和55年に福岡市動物園にパンダがきましたが、このときはあまりの人出とあまりのパンダの照れ屋&無気力ぶりでほとんど見えませんでした)
・・・ちなみに息子はパンダに全然興味ない模様ですw
|