夜 夫と息子が寝室に先に入ったので 隣室でパソコンをいじっていた私は そろそろ二人とも寝付いた頃かと思っていたら 何やらガタガタと音がするので
「どうかした?」と声をかけた
すると 夫がクローゼットのドアを開けて 寒い寒い寒い...と言いながら ガウンを探している
「ガウンはここだけど」と渡すと おもいがけず触れた私の手の冷たさに 夫が
ヒッ!
という顔をする
面白いので ガウンに手を通している夫を手伝うふりをしながら 先程まで氷入りのサイダーを飲んでいた私の冷たい息を その首筋に
フーーーーー
と 吹きかけてみた
さっ!!!! 寒いっ!!! ゆっ、雪女!!!
そういって夫は次に 引き出しに手をかけ 貼るカイロを出そうとしていた
私が貼ってあげるから、と 袋から取り出し アンダーシャツの上から貼ると同時に アンダーシャツの下に手をいれ 冷え性の私の冷え切った指先を
ヒタ
と肌につけてあげた
ッッッツッッッ!!! 冷たいっっ!!!
...叫ぶ夫
背中にもカイロを貼りましょうねあなた 背中にも....
ヒタ
ヒァァァァァ!!!
夫はふとんにもぐり込むと 両の手を合わせて小さく念仏を唱え始める
よくよくお休みなさい...
そして私はふとんの肩口をそっとめくり 彼の首筋に細く息を吹きかける
ヒィィィィィィ!!!
なんまいだぶなんまいだぶなんまいだぶっっっ!!!!
・・・四十路、久々に雪女となるの巻。
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