それは私。
私はなぜか果物があまり得意ではなく せいぜい桃、苺、パイン、梨あたりまでが限界。 別に世界から果物が無くなっても 困らない程度しか欲してないわけで。
しかし 夫は果物大好き。 グレープフルーツがいつも冷蔵庫にないと機嫌が悪く 巨峰が一週間に一度以上出ないと自分は妻から愛されていないと嘆く。
さて お歳暮がどんちゃか届く季節となりました。 今年も夫の好みを皆さんよくご存じにつき 酒、肉、魚介類が多いのですが 時々デカくて重くて香りがする箱が届きます。
果物。
ええ、良いのです。 夫は果物好きですから。 夫が平らげてくれればいいんですから。
ですが今年は一品 夫が見向きもしないものが届きました。
ラ・フランス。 洋梨です。 香りはすごくいいんですけど。 ですが問題は食感。
あのモッタリした感じがどうも私としては化粧臭いおばさんを家に招いてしまったような なんだかすっかり自己嫌悪に陥るほど後悔したくなるような そんな存在であり食感なのであります。
そのラ・フランスが総勢8名様。 帰ってくださいといいたくなるほどの香りと邪魔くささ。 冷蔵庫の野菜室で大きな顔をして場所をとり 果物嫌いの私をますます果物嫌いにしてしまうのであります。
ギフトってのは 送る側も頭を悩ますものでありましょうが 頼みますから お歳暮くれるんなら自分が喰ってみて「旨い!」と思うもんにしろ!!と 腐りつつあるラ・フランスを眺めつつ思う今日この頃。
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