| 2004年11月14日(日) |
海が俺を呼んでいる。 |
人はどうして悲しくなると海をみつめに来るのでしょうか。
と、肉感的歌手渡辺真知子は歌いました。 海は人を感傷的にする魔力を持っています。
たしかに夕暮れの感傷的な海ってのもいいもんですが 本日私が海へ来た理由はただ一つ。
「サザエが喰いたくなったから」
これだけです。 他になにがあるってんですか。 おセンチが似合う歳でもあるまいに。
本当は牡蛎焼き小屋で焼きたての牡蛎をわしわしとむさぼり食いたいところでありますが 本日の同乗者は悲しいかな ひとたび牡蛎を口にすれば胃液が逆流するという えげつない得意技の持ち主のMy母です。 なので牡蛎小屋から漂う( ゚Д゚)ウマーな匂いに後ろ髪ひかれつつも 車は一路、波戸岬へレッツゴーであります。
しかしその車中。 息子は息子で天気は雨だっつーのに 「ボクはお外でソリ遊びがしたい!」と ぶーすかぶーすか言っております。
致し方ないので鏡山の頂上で雨天決行草スキーに興じ ついでに茶屋で売ってあったゴム式のプロペラ飛行機を組み立てて飛ばし もひとつおまけにシャボン玉セットを購入してシャボン玉を楽しみ 息子の気も晴れたところで波戸岬です。
あ 波戸岬の前にちょっと気になるスポットがあったので行ってみました。 福岡在住38歳女が気になる場所。 それは・・・
唐津市民会館横、曳山展示場であります。

ちーす!唐津くんち五番曳山の鯛でーす!
曳山が見たかったんですよー。なかなか見事でしたよ。 すげー昔に作られた曳山ですが 大事にずーっと守ってきてんですね。 博多山笠のヤマなんて、祭りが終わった直後に若い衆がみんなして血相変えてぶっ壊すんですよ。所かわれば血もかわるってとこでしょうか。
唐津くんちは既に11月初旬に終わっちゃってんですが 曳山はこーやって大切に展示してあるそうな。 14番曳山まで展示してあって すっかりじっくり眺めて参りました。
いやー、祭りってほんっとうにいいもんですねえ!←水野晴郎風に。
・・・そーいやどこ行ったんだ水野晴郎。
てなわけで曳山見物をしたのち 今度こそサザエですよ。
ようやく波戸岬に到着したのは午後四時過ぎ。 サザエの壺焼きとイカ焼きを堪能し おもえばサザエを喰いたいと思ったことからこんな遠くまで来ることになるとは・・・と 本日の旅路に思いを馳せ 後部座席で満足げに熟睡する息子と母を羨ましくおもいつつ ブラックブラックガムを噛みながら ひとり真っ暗な車内で演歌を口ずさみつつ ひたすら車を運転するのでありました。
・・・次は牡蛎です。絶対。
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