| 2003年04月13日(日) |
はやまっちゃいけません。 |
天気がいいので息子を連れて大きな池のある公園までいったんですが、 そこで思い詰めた表情の女性(50歳代)に目がとまりました。
橋の欄干でじーっと水面を見つめ、微動だにしません。 疲れた横顔は土気色。 頬に手をあてて欄干に肘をつき、 誰が通り過ぎようとぴくりともしません。
どーしたんですか!おばちゃんっっ!!! 人生に悲観しちゃったんですかっっ???
そーいや私の友人が、彼氏の元彼女と泥沼の泥仕合まっただ中だった頃、 近くの海岸を悶々としてひとり歩いていると、 どっかから一人のおじさんが猛然と走ってきながら、
「はやまっちゃいけませーーんっっ!!」
と叫んだそうです。
そーとーヤバそうに見えたらしいです。 しかも悶々と考えてたもんだから、 知らずに海に向かって歩いてたらしいんだとか。
おじさんはそんなこととはつゆ知らず、 海岸で友人を懇々と諭したそうです。 ワケもわからず友人は懇々と諭され続けたとのこと。
他人様をむやみに驚かせてはいけません。
さて、 欄干のおばさん。 息子を遊ばせながらも気になってちらちら見ていた私(ちょっと海岸のおじさん入り気味)ですが、 30分後に変化があらわれました。 歩き出したのです。
池に手を振って。
・・・え?池とお話ししてたんですか??
私はおもわず猛然とダッシュしてしまいました。 そしておばちゃんが見つめていた水面を見ました。
そこには
甲羅干しをしている六匹の亀が。
ものすごくダマされたような気になりました。 微妙に不愉快です。
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