ア イ デ ン テ ィ テ ィ 。   by胡桃。
2004年11月08日(月)  ありえない。
週末。結婚式の準備に実家に帰って。

酔った父親と叔父さんの電話の会話で知った事実。

『おばあが結婚式に出ない』

ビックリして。席順表を確認したらおばあの名前がなくて。

電話を終えた父親に噛み付いた。

結婚式の後に実家で親戚や近所の人集めて2次会をやるらしいんだけど。

いつもそういうときに手伝ってくれてた近所の家で。

子供さんのバスケの大会に夫婦で応援に行くらしく。

断られてしまって。しょうがなく準備部隊として。

おばあが残ることになったんだって。

・・・・・・・・なんで。そんな大事なこと私に言わないのさ。

なんも知らないで。私。バカみたいじゃん。

そのときお風呂から上がったおばあがやってきて。

『私。なんも知らなくて』そう言ったら。

涙が出た。ボロボロと。年甲斐もなく。

私はおばあに見てほしかったよ。

なんか。悔しくて。おばあが『自分が残る』って言った背景には。

近所の人のことがきっかけでも。それだけじゃない。

『家のいざこざ』が絡んでる気がして。

ソレを証拠に。私は誰の口からもソレを聞かされなかったよ。

近所に住むおねぇさえ。そのことを知らなかったみたいで。

私が電話で話したら。ビックリしてたよ。

『ひどい話だねぇ』おねえも言ってたよ。


なんだよ。なんなんだよ。ちきしょう。

なんで泣いた私に。おばあが。

『ごめんなぁ。観れなくて』なんて謝らなきゃいけないんだよ。

謝るのはおばあじゃないよ。むしろ謝られる側だろうよ。


ちきしょう。めでたい時くらい。

家のいざこざ持ち込んでほしくなかったよ。

ちきしょう。ちきしょう。ちきしょう。


ブチ切れる私に。おとうが言った。

『これ以上揉め事起こしたくないから。耐えてくれ』って。

これで大体何があったのかは全て分かった。

私が何かを言えば。責められるのは私でなく。

むしろ。かばわれた側だろうから。私には何もいえない。

でも。私の精一杯の嫌がらせ。私は企んでる。

家族への挨拶で。これ見よがしにおばあへの感謝の気持ちも述べてやる。

ナイショのサプライズ企画で。

これ見よがしにおばあの写真も流してやるんだ。



・・・・・・・今これを書いてても泣けてくる。

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