かちゅとの決別が決まりました。
いえ、かちゅは別れる気は無いと言いますけどね(笑)
何故そうなったのか。
原因は彼のキレやすさにあります。
年金も日雇いバイトのお金も全部巻き上げてしまう彼。
今日もお金を渡したら、そっくり自分のお財布に入れてしまう。
あれ、私のお小遣いは?と訊くと、ほら、と、1000円札。
あれれ?と、お札を見つめていると、何か文句ある?と、
睨みをきかせる。
いや、ソフトクリーム、買ってくれる約束でしたよね?
は?お風呂上がりの牛乳とアクエリビタミンとボディ用乳液と
○○ちゃんの好きな麦茶買ったじゃない。と。
うーん…何と言ったモノかと苦笑いをしていると、
じゃあ、食うなよ。
え?と目を丸くしていると、誰が養ってやってるんだよ。
僕でしょ?それとも自分の力だけで生活できるとでも?
別に。
別にって何?
できなくはないと思いますよ。
ほう、じゃあ慰謝料請求するから。
念書と大分違いますけど。
どう違うのさ。
大事にされている限りって書きましたよね。
うん。
今、私って大事にされてますか?
実感が無いって事?
はい。
なんでさ(笑)
今日だって熱と吐き気があったんですけど。
じゃあ、余計に食うなよ。
ん?
ん?じゃない、僕の料理が無駄になるだろ?
いや、朝もお昼も吐いちゃったんでお腹が空いてるんですけど。
そんなもん最初から便器に捨ててるようなもんじゃねえか。
酔ってます?
不愉快だから僕が食べるの止めるわ。
子猫ちゃん、どうしたの?
今、猫はいいだろうが!
きゃっ!
何がきゃっ!だ!
だって私の食器…。
てめえがしっかり持ってねえからだろうが!
…。
気に入らねえなら出てけや!
…。
どうした。
分かった。
何が。
出ていく。
は?てめえ、俺が居なくて生きてけると思ってんのか!
うん。
あ?
サヨナラ、お世話になりました。
おい、慰謝料請求すんぞ!
できませんよ。
なんでやねん!
だって、虐待だもん、こんなの。
はあ?虐待?
今、私が、ひっくり返した器で火傷と切り傷を負ってるの分かる?
いきなりタメ口か!
うん、もう終わり。
はあ?猫はどうすんだ。てめえが出てったら捨てるからな!
子猫ちゃん、おいで。
どうするつもりだ!
電話します。
どこへ!
どこだってもう関係ないでしょ。
あるだろうが、バカじゃねえのか!
とうとう言ったね。
ああ!?
私を貶したね。
はあ?
聴いて。
?
再生される、私の携帯の録音。
彼の怒声と私の冷静な声。
さっと彼の顔から血の気が引く。
録音してやがったのか!
してた。
そんなもん、携帯をぶっ壊せば済むだろうが!
どうだか。
まだ何かしやがったのか!
(もうひとつの携帯を取り出す)
どこに繋いでやがる!
警察。
はあ!?
もしもし、そういうワケです、迎えに来ていただけますか?
「はい、✕✕警察市民安全課、刑事部長の□□です。
要請をお受けしましたのでお迎えに上がります。」
待て!
待たない。
いや、待ってよ…○○ちゃん…。
いや、怒ったり泣いたり忙しい人だな。
えーん…。
ちょっと待っていただけますか?
「了解です。」
で、何か言い分は?無いなら身支度するけど。
いやいや、ダメだって。
あなた、自分のした事は解ってるの?
○○ちゃん、痛いよね、病院に行こう。
あなたの暴力が露呈するだけなんだけど。
訴えないよね?
どうだか。
どうだかって…。
とりあえず、警察の方には待ってもらおうか。
うん…。
取り敢えずごはん食べようか。
はい…。
よそう?いつもみたいに。
自分でやります。
ビール持ってこようか。
自分で持ってきます。
白菜、足りないね。
切ります。
それがいつまで続くんだか。
いつまでって…。
死ぬまでその態度が続けられるのかな。
無理…優しい○○ちゃんに戻って…僕が悪かった…。
あなたって亭主関白だよね。
うん…。
はい、いただきます。
いただきます。
うん、美味い。
○○ちゃんってさ…。
うん?
いつも所作が綺麗だよね。
お世辞?
いやいや、器の持ち方とか箸の持ち方とか。
ほう。
おざぶに正座しても背筋が伸びるし、そのままスッと立てるし。
あなたが貶すテルミさんのおかげだよね。
う…。
私にはひとりしかいなかった母親なんですけど。
うん…。
お義母さんもテルミさんの事を悪し様に言うよね。
ごめんなさい。
自分の母親の悪口を言われて不愉快じゃない娘なんていないよね。
母に言っときます。
でも他にもストレスは溜まってる。
なんで?
結局、家政婦扱いの肉便器扱いじゃない。
肉便器…そんなつもりじゃ…。
そんなつもりでしょう。
なんで…。
おつかい行ってこい、洗い物しろ、洗濯物しろ、掃除しろ、
エッチの相手しろ、自分より早く寝るな、自分より早く起きろ、
おにぎり握れ、麦茶用意しろ、タバコの量が多い、年金寄越せ、
バイトして二重取りしろ、アクエリビタミン寄越せ、
ごはん作れ、薬は自分が飲むからてめえは飲むな…まだ言う?
いや…いいです…。
こないだもこの話で揉めたよね。
そうだっけ…。
あなたはいつもお酒が入ってるから。
うん…。
私は今日は熱があるから冷たいものが多めに要るって言ったよね。
だよね…○○ちゃん、鬱憤が溜まってるな…。
で、まだ熱があって食が進まないんだけど。
アイス買ってきます。
うん、お金は渡したもんね。
うぐ…これは生活費…。
やっぱり出ていってほしいんだ。
ごめんなさい!お金はもらってます!いってきます!
ビールの追加もどうぞ。
ありがとうございます!
バターン!と、大きな音を立ててリビングの扉が閉まる。
あーあ、家の鍵、忘れて行っちゃった(笑)
おおー、必死で自転車を漕いでる…でも、今月から自転車も
飲酒運転の罰則が厳しくなったんだけど(笑)
まあ、あの人のコトだから上手く逃げおおせるでしょ。
おおーすごい勢いで走ってくる(笑)
あの白いビニール袋がアイスかあ…何円分買ったんだろう。
○○ちゃん!アイスだよ!
おかえりなさい、いくら分買ったの?
3000円分!
あらまー、じゃあ後4000円しか無いって事?
う…あと、ビール買ったから、2000円分…。
車のガソリンあるかしら…。
残りのお金持っていって!
ありがとう。
でも、あなたって反省しないよね。
うーん…。
まあ、今日はこの話はいいや。
ほっ…。
とりあえず、アイスいただきます…あら、私の好きなのばかり。
そりゃね、○○ちゃんとはもう付き合いはじめてもうすぐ1年だから。
早いね。
うん。
アイス美味い。
良かった。
お風呂、一緒に入る?
うん!
ガス代倹約ね。
助かるよ。
でも、きっと彼は繰り返す。
きっと私には限界が来る。
その時は彼と決別しないと自分が壊れてしまう。
でも私の心に余裕がある限りは、
別れる準備をしながら一緒に居ようと思う。
サヨナラまで何ヵ月あるのか何十年あるのかは分からない。
けど、最後のカードを切るその日までは、
彼を愛し続けようと思う。
サヨナラの期日まで。
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