もう二度と声を聞きたくない。もう二度と会えない、そう言われて親に捨てられた子猫のように泣くしかなかったあの頃。好きな人が視界から消えるのが怖くて。自分の幸せを失う事が怖くて、ほんの少しの辛さに耐え切れずに脆い刃のままだったあの頃。あの頃より私はどれだけ幸せになれているのだろう。あの頃より私はどれだけ強くなれているのだろう。あの頃より私はどれだけ賢くなれているのだろう。あの頃より私はどれだけ優しくなれているのだろう。