天上天下唯我独尊

2011年04月21日(木) 映画「カムイ外伝」

昨年、わうわうで放送されたのを観た。
漫画好きの父(遺伝なのか)が白土三平の忍者物を持っていたので、「忍者武芸帳 影丸伝」やら「サスケ」やら借りて、よく読んだものである。かなり古い本だが、まだ実家にある筈だ。
残念ながら「カムイ伝」と「カムイ外伝」は、全巻揃っていなかった。だから途中までしか読んでいない。
それでもカムイ大好き。超かっこいい。
なので、松山ケンイチが主役と聞いた時には、キャスト変更して!と思った。
だってイケメンじゃないんだもの。カムイ役なら当然もっとかっこいい俳優じゃなくちゃ!
それに映画ポスターの絵、あれは「外伝」じゃなくて「カムイ伝」のタッチだよなあ。
原作は好きなので、観たいような、でも観たらがっかりするんだろうなあと思っていた。
実際観てみて、やっぱり一寸がっかりした。
でも、もっとがっかりすると思っていたので、これは別物の映画、エンターテイメントなのだと割り切れば、それはそれで良いのだろう。
頑張って作ったのだろうとは思うが、舞台が南の島過ぎた。
だってカムイって、寒くて痩せた土地を転々と逃げるイメージがあったのだ。
カムイに限らず、白土作品は全体的にそうだ。飢饉と背中合わせの北風の匂いはするが、暖かくて能天気な南風の匂いはしない。
一方、白土作品は全く知らない主人は、別の箇所で違和感を持ったらしい。
曰く、あの頃の日本には、弦で弾(ひ)くタイプの楽器は無かったんじゃ……撥で弾(はじ)く物しかなかったのではないだろうか、と。如何にも楽器オタクらしい感想である。
そんな全景的違和感はあったが、松山ケンイチは思ったほど悪くなかった。
本物のカムイのかっこ良さにはまだ遠いけれどね。
小雪の演じたスガル、私が読んだ白土作品では、数人の追い忍にやられて沼で死んだ筈。
日本脳炎を惹き起こす日本住血吸虫の恐怖を、子供の頃の私は「忍法秘話」で知ったのだった。
あの話で、田螺や蝸牛は怖い物であり触らない方が良いと学んだ。
それはさておき、「カムイ外伝」のスガルは「忍法秘話」とは別人らしい。というか、スター方式って奴なのか。
スガルの娘がカムイに恋をして、という話は、外伝の原作にもあるらしい。
結局、映画を観て、また原作を読みたくなった。

さて、その松山ケンイチと小雪が結婚したとか。
交際報道はどうせ映画の宣伝なんだろと思っていたので、本当に結婚したと聞いて、かなり驚いた。
一般的に、女の方が男より早く年を取るものである。
年上女房のパターンは近年多いらしいが、いずれ男がババアになった妻を捨てて若い女に走るのでは、と私は心配してしまう。
劇中では、小雪はカムイに恋する娘の母親だったが、実年齢は8歳違うのだとか。
SK−�競團謄蕕領呂魄覆討靴討癲△海虜△両�雪のお肌はハイビジョン画面では老化を隠し切れなくなっている。
それでも松ケンが押して押して押し捲ったとか。凄いな。
それだけの価値が小雪にはあるのだろう。
記者会見をちらっと見たが、松山ケンイチの朴訥さと誠実さが出ていて、高感度が上がった。
同時に、芸能レポーターとの噛み合わない質疑応答が笑えた。
「どんな指輪を贈ったんですか?」
「綺麗な指輪です」
恐らくレポーターは、どのブランドの指輪なのか、何の宝石が何カラットなのかを訊きたかったのだろう。
それを真顔で躱してしまう松ケンには恐れ入った。
「何か約束はしましたか、浮気はしないとか……」
「えっ、それは約束以前の問題でしょ、当たり前の事じゃないですか」
本当に、芸能レポーターって屑だなと思った。


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