| 2011年03月17日(木) |
この世でいちばん強いもの |
原発がヤバいと聞いた頃、日中は暖かく、春一番と思われる強い南風が吹いていた。 自衛隊関係者から人伝で聞いたところ、今のところ風程度は大丈夫だが、雨には直接触れないように気を付けた方がいいという話だったが、やはり怖い。 晴れていたが、帽子を被って頬かむりをして買い物に出た。 主人には「革マルっぽいな」と言われたが、革より核の方が怖いので、気にしない。 どうせ知人なんていないんだから、恥ずかしい事も無い。 日焼け対策で化粧をするのが面倒だったからというのもある。 そう言えば、面倒で朝から顔も洗っていなかったな。
原発が益々ヤバくなって来た頃、風向きが変わった。 寒波のお蔭で北風が吹いたため、今度は関東の人間が慌てる事に。 既に、東京を脱出する人も出ている。 見捨てやがって、自分だけさっさと逃げやがって、と非難する人もいるが、避難出来るあてがあるならどんどん逃げたらいいと私は思う。 皆が道連れになる事はないのだ。 それは震災被害者も同じ事で、動ける人は手段とあてがあるなら、どんどん出て行ったらいい。 人間は動けるからまだいいが、植物や土はその場所から逃げられないのだ。
原発は福島にあるが、その恩恵を受けるのは関東である。 大変意地の悪い言い方になるが、北風に変わってザマアミロという気がしなくも無い。 恩恵だけ受けようったって、そうはイカの[ピー]。 リスクもそっちで引き受けろや。 計画停電だって同じだ。 3時間程度の停電でギャースカ言うな。 こっちは3日以上風呂にも入れず我慢したんだよ。 (とは言え夏場じゃないからそんなに辛くはなかったのだけれど。お風呂そんなに好きじゃないし)
しかし大変なのは福島だ。 金で釣って危険物を福島に押し付けた東京電力は性質が悪いが、目先の金に釣られて危険物を引き受けてしまった福島、その見返りは随分高くついたな。 今後、福島産の物は怖くて誰も買わなくなるだろう。 その損失は計り知れない。
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