天上天下唯我独尊

2010年04月09日(金) 引越し手当て

愚痴ばかり吐いてしまったが、いい事もあったのよ。

色んな手当てが削減されつつある昨今、引越し手当てなんて当然出ないものと思っていた。
配偶者の扶養手当ですら、1万一寸しか出ないのだ。
人1人がたったそれだけで1箇月生活できる訳無いのに。
引越し料金と敷金・礼金で、大体50万円の出費になった。
主人は、お金が無いなら定期を解約すればいいじゃないと言うが、それってとっても敗北感。
多分、彼には判らないのだろうなあ、この感覚が。
なので先月下旬、私の貯金や他行の口座から掻き集めて、何とか引越し費用を工面した。
その時点で、メイン口座の残高3万円。
次の給与振込みまでの間に、カードや光熱費の引き落としがある。給料日までにマイナスになるのは、間違い無い。
ボーナスまだかな……。

と、青息吐息(私だけ)だった我が家に朗報が!
それは、野村證券からのお知らせ。
我が家では、第一生命に加入しているのだ。
これでお判りですね。
そう、株。
私はこの手の書類が苦手なので、主人に解読して貰い、内容は判らないまでも、忘れないように「3月29日〜31日の間に電話する事!」と赤ペンででかでかと封筒に書いて、各種手続き重要書類と一緒に纏めておいた。
引越しが終わったその日に、そう言えばこんなのあったよと主人にホイと手渡すと、そう言えばこんなのあったね、と言われた。
主人はお金に執着が無いので、株をどうするかは私に委ねられた。
私の答えは「売る」である。
株を持っていても、JALや長銀みたいに只の紙切れになるかも知れないし、それならさっさと現金化した方がいいというのが、私の考えである。
それに、学生時代、経済学部の友人から聞いたNTT株の話を思い出したのだ。
その話というのは、友人のゼミの先輩がNTT株を上場当日の朝に買って、夕方に売っただけで200万円稼いだというもの。
何その濡れ手に粟!
株って美味しいんじゃ……と涎を垂らしつつ、怖いので手は出したくないヘタレな私。
手許に残しておいても怖いし、それなら友人の先輩のように、初日に売りに出すという黄金の手を使いたい。
という事で、その場で主人に電話して貰い、売って貰う事にした。

そして4月1日。
片付けや各種手続きで忙しく、株の話を思い出したのは夕方だった。
ずっとTVの前に座ってニュースを待っている訳にも行かないし、ネットが出来ないのは不便だ、と初めて思った。
そこでデータ放送ですよ。
地上デジタルTVにして良かったと、改めて思った。こんな使い方もあるのね。
当初の予想は14万円だったが、結果は16万円。
16万×3=48万!
手数料やら何やらでここから引かれるのだろうが、引越し費用とほぼトントンじゃないの〜!
はー良かった……。
思わぬ、神様からの引越し手当てであった。
ま、就職当時から加入していた主人のお蔭なんだけれど。

職場からは出ないと思っていた引越し手当て、実は出るらしい。
主人に訊いたら、後から出るのだそうで。まあ少しだけなのだろうけれど。
考えたらおかしいのだけれどね。
君はどこそこに転勤ね、と異動の指令だけ出しておいて、引越し手当てを出さないなんて。


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