天上天下唯我独尊

2006年06月04日(日) 西瓜の名産地

ダーリンと買い物に出掛けた。

スーパーに入るとすぐ、食べ物好きなダーリンは、1人でゆっくり見て回る。
私はさっさと買ってさっさと帰りたいので、目的の物だけ先に買うべく、単独行動になってしまった。
野菜&果物売り場では延々と、何やら明るい歌が流れていた。
音質のせいなのか音量のせいなのか、よく聞こえないが、「スーダラスーダラダー」と言っているようだ。
何の歌だかちっともわかりゃしない。
「おさかな天国」の爆発的ヒット以来、商品のキャンペーン・ソングというかコマーシャル・ソングが色々と作られているようだが、「きのこの唄」ぐらいしか、大当たりは出ていないのではないだろうか。
この歌も駄目そうである。
何をテーマにしたものか解らないようでは、商品のアピール度が足りないと思った。

帰宅途中、ダーリンに訊いてみた。
「野菜売り場でかかっていた、スーダラの歌、あれ何だったの?」
「スーダラの歌? 何じゃそりゃ」
スーダラでは通じなかったので、聞こえたままに口ずさんだ。

   ♪ソソミミレレミレ ソソミミレレミレ
    シーシシラーララソー


「スーダラじゃなくて、『スイカの名産地〜♪』だよ。「ス」しか合ってないじゃないか。全くシオンは」
「わ、私は近くに行かなかったから、よく聞こえなかったのよ! 他の部分は何て言ってたの?」
「知らない。兎に角『スイカの名産地〜』しか聞き取れなかった」
「なあんだ」
ダーリンなら全部聴いていたのかと思ったら、一寸がっかりである。
「んで、どこがスイカの名産地だったの?」
「だから聞き取れなかったってば。他は何て言っているのか、全然わかんなかったよ。あれじゃあ意味が無いだろうよ!」
「そういや、もずくソングとかもあったよね。『♪もずくずくずく』とかいうやつ。最近聞かないけれど」
「あったね。『もずくの気持ちも 考えて♪』とかいうやつね。もずくの気持ちなんて解る訳ねえだろ!」
取り敢えず作ればいいというのではなく、コマーシャル・ソングには、それなりの質も欲しいものである。


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