日々是迷々之記
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2006年02月20日(月) 私の替わりはいるもの

某アニメからの引用。それは現実だ。

今やっている仕事を月末で辞めることにした。私が体調を崩すほど取り組んでも、望んだ成果物が得られないとのこと。数年前なら自己のふがいなさに「何でだぁー!!」と奮起していただろーが、今回はほっとした。

本来この課の英文レポーティング業務に応募したのだったが、年度末ということでタイムカードの整理という急ぎの仕事があるので、最初にそれをやってから英文の仕事に移る約束だった。しかしまあタイムカードの整理とはぶっちゃけエクセルにタイムカードの刻印時間を入力するだけで、やりがいもなんもない。しかも押し忘れ、二重押しなどが多く、(人によっては半年くらい押してなかったりする)そんなデータを入力して統計上のどんな意味があるんだろと思ったり。

しかも地獄のような入力環境だ。いまさらPen3のウィンドウズ98マシン。だるまのような湾曲したモニタ。目が疲れて就業二日目にはコンタクトレンズが入らず、めがねで出勤したくらいだ。

そんな中でもわたしは自分が選んだ仕事で誰かに押しつけられたわけじゃないからと黙々とためいきをつきつつも仕事を続けていた。そこにだめ押し。他社からの派遣の女性から仕事が遅いとのクレームが室長に伝わり、室長は私のとなりに座っている。疲れた目を休めるため下を向き目を押さえる私。「そんな姿勢で仕事できるんですか?」と強く言われた。寝ていると思われたようだった。デルの薄型ワイヤレスノートを使ってる管理職に私の気持ちはわかんないだろう。

ここまでくると後は疑心暗鬼のスパイラルだ。室長はわたしのことを注視し、別の派遣会社の女性はこのプロジェクトの後、社員になるとかならないとかでテンションが高い。そしておのずと私を見る目が厳しい。私はいやな監視下でくだらないデータ入力を黙々と続けた。

しかし体は悲鳴を上げた。熱が出て咳が止まらない。一週間もお腹をこわしたまま。口内炎ができまくり、口角が切れて血が出る。そして、今朝睡眠薬を飲んだのに3時間程度しか眠れず病院に行って来た。先生は一時的なものだから、薬は増やしてくれなかったが、あなたにその仕事は向いていないですよ、きっと、と言ってくれた。

安心した。誰かにやめていいと言って欲しかったんだなあと思う。中学生じゃないんだからと思うが、私はそのへんの管理がヘタだ。いつも期待に応えようとして自滅する。その先に待っているのはねぎらいではなく、罵倒叱責であるのがこの世の中だとわかっているくせに。

今日は早く寝よう。できるだけ長く。


nao-zo |MAIL

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