阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2008年01月10日(木) 一区切り。

ワタシの中で一区切りついた気がします。
彼女を好きになってから、彼女を好きな同志たちと一緒に彼女を愛でたい!と
作ったリンク集の最後の更新が終わりました。
長かったような、短かったような。
ワタシの同人人生の中で、一番濃い時期だったように思います。いきなり大阪に
行ったりな!(笑)って、さすがに今年は行きませんよ。翌日友達の結婚式二次会
がございますしね。


一区切り、という意味で、ワタシはサイトを閉じてから彼女を書いたのは自発的
にはないのですが、久しぶりにここは一つ。



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星を見ていた。
何も視界の邪魔をしない、広い広い草原に、あたしは寝転んでいた。
意味もなく星の数を数えて、挫折して、また数え直して、諦めてを繰り返し、
あたしは星を見ていた。
星が形を作るを知らず、その形がどんな物語をつむぐを知らず。
夜を独り過ごすにはちょうど良かったのだ。
ただ、星を見ることが。
誰も教えてくれなかった。
流れ星に願い事を託すなど。
でも、教えてもらったところで、あたしは星に願い事なんか託したろうか。
きっと、託さない。
星の数を数えきることがないように、願い事は叶わないとわかっていたから。



だから、あたしは星を見るのをやめたのだ。
星を見るのは、独りでい続けるということだったから。
あたしは、一人になることを、選んだ。



「そんなことも知らねぇの?」
赤毛の後輩にあきれた顔をされた。
「うっわ、マジで?」
頬に傷のある後輩がポカンと口をあけた。
「えぇー!なんでなんでー!?」
いつも以上に頬を紅潮させて後輩があたしの袖を引っ張った。
「なんでかしら」
あたしはしれっと言ってのけた。
「ひとりでしか、星を見なかったからだろ」
輪の遠くで、隊長が呟いた。



なんでわかっちゃうんだろう、このひとは。
なんで伝わっちゃうんだろう、このひとには。



こんなときだ。
あたしは独りじゃないと思う。
こんなふうに。
あたしは独りじゃないと思う。

誰より近かったひとは誰より遠かったひとで、だから、あたしは星をただ数える
しかなかった。
星はあたしが独りだと知る術でしかなく、どんな物語をつむぐものではなかった。
でも、今は独りではないのだ。
そう教えてくれたのは。






「ねぇ隊長。あの星って、隊長に似てる」





指差した先、ひときわ輝く、白い星があった。




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状況がいまいちわからん感じですが、そんな感じで読み手の方の想像力で勝負!
冬の星は綺麗です。首都圏で見るには一番見える時期ですよね。


さぁ、明日からまた頑張ろう。
正月太りからようやく回復傾向。


き あ ぬ