阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツ|キノウ|アシタ
| 2006年06月30日(金) |
お友達へ/初回盤/『太陽』を信じて |
今日までおつかれさまでした。短いけれど、ワタシからお友達への気持ちです。 また二次創作の場で、つながりましょう。乱菊さんのお話です。ファンブックネタで 申し訳ないんだけど(苦笑)
★
「乱菊さん……」 「お見舞い」 寝台に横たわり、花開くような笑顔をまるで見せなくなった雛森に乱菊はむせびかえる ほどの香りを放つ百合の花束を渡した。 「これ」 「あぁ、あんたも知ってるか」 雛森は渡された百合の花束を抱きしめると、何か思い出すように微かに、唇を持ち上げた。 「今でも、こんなに咲いてるんですね」 「凄いわよ。見てて、」 泣きたくなるくらい、と言いかけて、乱菊はふと笑って言葉を変えた。 「吸い込まれるくらい」 「懐かしいなぁ。私も、見に行きたい」 「だったら早く元気になりなさい。あんたがいないから、五番隊の雑務がこっちに まで回ってきて大変なんだから」 それがあまりに乱菊らしい言葉で、雛森は抱きしめた百合に顔を埋めながら大きく 頷く。それしか、ないのだというように。 「ぜーんぶ終わったら、一緒に見に行きましょ」 「はい!」 顔を上げた雛森は、涙を零しながらも笑っていた。乱菊は、眦を下げて何かを確かめる ように頷き返した。
懐かしい場所。 それは自分にもある。 けれど、そこに戻ったところで、一体何を懐かしめる? 今は、もう、戻れはしない。 戻っても、くだらぬ感傷と、いらぬ思い出にふけるだけ。
「雛森は、どうだった」 「隊長が行けばいいのに」 「忙しいからいいんだよ」 「私だって忙しいんですけどねぇ」 二人がこんな会話をしているのは十番隊隊舎ではない。日番谷が、乱菊に副隊長の 就任を依頼した、百合の群生地に二人はいた。 「忙しいのに、どうしてこんなところに、私たちいるのかしら」 くすくすと乱菊は声を立てて笑う。日番谷は百合を前にしゃがみ込んでいて、その表情は 見えないが、乱菊はきっとばつの悪そうな顔をしているのだろうと思った。 「――確かめる、ためだろ」 呟くように、けれど、決意の色濃い声音で日番谷は言う。乱菊はその言葉を耳で反芻し、 「確かめる、ためですね」 その口で発して、自身の感覚全てで意味を感じた。 百合が咲く。 その地に咲く。 根付いた地に咲く。 それは裏切らず、その命尽きるまで、咲き続ける。 地に根付き、花開き、その香りかぐわしく。 いつまでも此処にいるのだと叫ぶように。 「隊長、私は、此処にいます」 「当たり前だ」 「雛森も、大丈夫です」 「ンな弱かねぇよ、あいつは」 百合の香りが二人を包む。二人の言葉に花弁が震える。 二人でこの百合が咲く場所に来たのは二度目。二人で来ることはないと、日番谷も 乱菊も思っていた。あのときには想像だにしなかった事態が目の前に起きている。 だから確かめたくなった。信じていないわけではない。 ただ。
たった一つの場所。 二人が、二人で在ることを誓った場所。 永遠に根付いた地に咲く百合が、乱菊に教えたもの。 自分の中に生まれた、たった一つの、もの。
「隊長」 「ん」 「私たち、また此処に来なくちゃ」 乱菊は日番谷の隣にしゃがんだ。目の前に百合の花がほころんでいる。香りが鼻をくすぐる。 「来なくちゃな」 目の前の百合の花の茎を手に取ると、日番谷はごめんと小さく言って、ポキリとそれを 手折った。乱菊はその仕草を見て、同じように目の前の百合にごめんねと言って それを手折る。 「約束しましょ」 「あぁ」 互いに手折った百合をその手に渡す。日番谷の百合が乱菊の手に、乱菊の百合が日番谷の 手に包まれると、二人は視線を百合から互いの眼に移す。 「全てが終わったら」 「終わったら」 「また、此処に来よう」 日番谷はそう言って、瞼を閉じた。きつく、きつく閉じて、再び開く。その眼に映るものは 乱菊であり、その向こうにある『何か』だった。 「えぇ、隊長」 日番谷に渡された百合を乱菊は握り締める。 「私が咲く場所は、此処しかありませんから」 何を言ってる、とくしゃと破顔した日番谷はすっくと立ち上がった。乱菊はその姿を 見上げ、眩しそうに日番谷に目を細める。 「隊長」 「ん」 「あたしに、此処をくれて、ありがとうございました」 乱菊の言葉に日番谷は少し不満げな表情を見せて言った。 「過去形かよ」 「え、別に深い意味は」 「此処を俺はあげたわけじゃない。お前が、此処に来たんだ。俺らは、互いの、」
隣 此処にいるだけだ。
乱菊は百合の咲く地から去っていく日番谷の背を見えなくなるまで見送った。 手の中の日番谷が手折った百合を愛おしむように眺め、ふ、と唇に笑みを零す。 「それが、どんだけ大事なことか」 自分が今まで知らなかったことを、自分が今まで手に入れられなかったものを、日番谷は 当たり前のように乱菊へ与える。 「あたしは、此処でしか咲かないわ」 乱菊はそう呟いて立ち上がった。 「あたしが帰る場所は、此処だけ」 風が吹いた。渦巻きを作るように百合の香りが乱菊を包み込む。香りに誘われるように 乱菊は空を見上げた。澄み切った空。曇りなき空。 「此処に、あたしは、帰る」 祈るように誓うように乱菊は言った。
人間界に行く日は、もう明日に迫っていた――。
fin. ★
これからも、どうぞ宜しく!
---------------------------------------------------------------------
かつんの新曲がまた初回盤と通常盤になるそうなので、密林さんで予約すっかと 思ったら初回盤はもう在庫切れ。はは、どういうこと(笑) とりあえず近場のヤマノにかけたらまだ予約できたのでしてみました。通常盤は 多分大丈夫だろう。どっちも買う。ウワサだとジャケ写がまたそれぞれあるとか ないとかあるとかなんだけど、公式見る感じではなさそう。
昨日CM見たんですが、ナカマル、カッコいいな! デビューツアー終わって、見るからに成長したのってナカマルじゃないのかな。 って欲目?
---------------------------------------------------------------------
ワタシはワタシなりのことを、やることをやらなくては。 橋本が急逝したときも同じようなこと思ったなぁ。
なので、朝から∞SAKAおばちゃんロックを踊りました。ロマネスクからの メドレーで(アホです)洗濯物干しながら汗びっちょり。マジで真剣に踊ると結構 腕とかのストレッチになりますよ。オススメ(また言ってる)
原稿ふんばらな。 と、気づけば14万打ですか、ここ。5年弱分のアホウがさらけ出されている場所。 記念にキリリクでもと思ったけど、ちょっと心意気的にそんな余裕がないのと(原稿…) 今日が最後の日となるお友達のために何か書けたらいいなという感じなので、 そのために今日もお仕事頑張るのです。
さぁこれから一日一Understandable。昨日小橋ショックで夜も見ちゃったけど。 ふと思うんだけど、センニカでいいんじゃないですかね。ニカセンじゃないね。 って誰がわかるんだよ、その略称(笑)
+++追記+++
一日一Understandableする度にナカマルに惚れ直しちゃう痴れ者きあぬですけれども。 胸元から腹に手がいい具合に指の動き混じえつつ滑ってく様はなんてエロいんだ?! さすが雄で一番でユウイチ。こんときの少クラで名前の由来で御自ら言ってますから。
き あ ぬ
|