阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2004年05月31日(月) ざんぷー。/サイト開設祝い。

何事も無く過ごせます。


ジャンプをこんなに落ち着き払って読むのはいつ以来だろう。
浮竹さんが本当に病弱とは思いませんでした。それが一番の
衝撃だったかも。あと海燕さんがホモくさい。印象的に某所
にいそうな感じで。
海燕嫁は女性ながら第三席まで昇りつめた方らしいですが、
え?乱菊さんとかやちるちゃんとか七緒ちゃん、ネム、雛森
はどーなるんですかね?
卯ノ花さんと砕蜂さんは
女傑通り越しちゃうんじゃないですか?
まぁいっか。


テニスはさておき。
あのショットは肘を痛めるんじゃないのか。
何度も使わなければいいのかなー。
ていうか、真田って名前だからってなー!使っていい言葉と
悪い言葉があんだよ!ワタシは武田信玄が大好きなの!!
(それこそ小学生のときから)
(川中島の合戦の陣太鼓見て泣いたほど。@余裕で成人後)
って何さ!
※フォント色変える努力をしなくても。



今日は朝から車のバッテリーが上がり大変でした。
ワタシがじゃなくて、従業員のおじさんが(笑)ってワタシが
乗ってる車のなんだけどね。
いいかげん寿命か!と思ったんだけど、まだ車買い換えたくは
ないです。まだまだ!まだまだイケる!



それにしても、先週は人生で何かを失うかもしれない怖さを
身をもって実感してました。
自分もそういう歳になったのだとか、今以上の、それ以上の
覚悟を持たなくてはならないんだとか、自分の置かれた立場
とか、そういう諸々を考えてました。
幸い、最悪の状況は免れたんですが、ワタシ自身、もう甘えて
はいられないことを知りました。
頑張ろうと気負いすぎてもダメだと思うけど、まずは足場から
しっかり自分を見据えて、先を見なくてはいけないと。


でも、ホント、心からホッとした。
今日は美味しいお酒が飲めそうです。



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好き。



好きだと言えない。
好きだと言えるわけがない。
言えたら苦労しない。
言えたら困らない。
でも、言えたら手塚は困るんだろう。
どんな顔して困るかな。
あのメガネ面で、仕方ないなって表情で、腕を組んでさ。
俺の好きの意味も知らないで「俺も好きだぞ、菊丸」とか
って言うんだよ。
わかってる。
想像つくもん。
俺と、手塚の、好きの違いくらい、俺はわかってんの。
それに、他人が言うほど、手塚は鈍感じゃない。
俺の好きをわかって、同じように「好き」って言うんだ。
違う「好き」を。
俺が、欲しくない「好き」を。



メガネの奥できっと気付いてるんでしょ?
俺が手塚を見てること。
俺がずっとずっと手塚を見てること。
そりゃ最初は憧れで、あんな風にテニスできたらいいなって
思って、一緒にいるうちに、憧れが変わってきちゃって。
それが恋とかいうのになるとは思わなかった。
だって手塚オトコだし?
オトコがオトコ好きになるなんておかしくない?とか何度も
思って、けど、俺に知らない内に根付いた感情は簡単に
引っこ抜くことはできないみたいだよ。
悔しいけど、俺は手塚が好きなんだ。
頭イイとことか。
テニスがすんげぇとか。
顔がイイとか。
女の子が好きになる要素たっぷりの手塚。
けど、それは外見上。
俺だってそりゃ最初はそうでしたよ。けどね、違うんだよ。
コレ、俺だけが知ってることかも。
手塚はね、すんごい優しいんだ。


マンガみたいだけどさ、テニスコートの奥の方から猫の
鳴き声が聞こえたの。
珍しく俺が大石より早く朝練に来た日。
なんだぁ?と思ってジャージにも着替えずに走っていけば
声の傍には手塚がいた。
「手塚!」
「菊丸」
「捨て猫?」
「あぁ……昨日の帰りからいたんだが」
「え?昨日から!?」
「ちょっと帰りが遅くなって……あぁ、ちゃんとご飯は
食べたみたいだな」
「ご飯?!」
「缶詰を……仔猫用ではなかったが、それしかなくて」
「でも空だよ。食べたんだね」
「一匹いない……んだ。誰か拾っていったか」
俺は手塚の隣にしゃがみ込んだ。一匹だけいるキジトラの
仔猫は手塚のことをわかっているんだろうか。すぃと手塚の
手の甲に顔を摺り寄せた。
「うちは……母さんが猫アレルギーで飼えないから、どう
したものかと困っているんだ」
「……」
なぁと手塚を見る仔猫の眼差しは手塚を信じているみたいで
(何となく猫飼ってるとわかんじゃん!)
「どうしたものか……一人にはしておけないだろう?」
指の先で仔猫の顔を撫ぜる。
優しい顔、してる。
俺は猫よりも手塚の顔に見入ってしまった。
ビックリするくらい、優しい顔をしていて。
初めて見る。
グラウンド30周!なんて言う仏頂面が嘘みたい。
こんな顔……見たことないし、やっべ、俺、すげぇドキドキ
してる。
こんなとき、好きな人にいいトコ見せたいって思っちゃう
俺はすっかり恋するオトメです。(違うだろー)
「俺、このコ飼う!」
ホッとしたように笑った手塚、俺はその表情を独占したいと
思った。
きっと誰も見たことない顔だ。
やばい、すごい好き。
俺が手塚への気持ちを恋と理解したのは、このときが最初
だったのかもしれない。



だからね、だから。
好きって本当は言いたいんだ。
俺だけしか知らない顔、もっと見れるかもしれないと思うから。
困った顔だって、きっと俺しか知らない顔になるはず。
ワガママ?
勝手?
好きだから仕方ない?
だって人を好きになると、どんどん傲慢になるでしょ、贅沢に
なるでしょ、もっともっとと願うでしょ。
気持ちに気付いて欲しいと思うでしょ。
鈍くない手塚はきっと気付いてる。
変わらず接してくれてるけど、絶対気付いてる。
わざわざ猫の話してくれるのは俺に対して気を遣ってるから?
そんな気遣いならホントはいらない。ホントは嬉しいけど。
あぁもうどっちだろうね。
手塚と俺の好きが同じなら、話してくれるの、ただ嬉しいだけ
なんだけど、きっとそうじゃないから。


ね、俺はどうしたらいいんだろうね。
手塚が好きだよ。
止まんないよ。
違う「好き」でもいいから「好き」って言ってくれたら嬉しい
かもって思うよ。
困った顔も好きだから。
欲しくない「好き」でもいいから、俺、欲しいんだ。
好きって言ってみようか。
気を遣ってもらわなくてもいいように。
いっそそんな話しなくてもいいくらい離れてしまえたらいい
じゃん。
「好き」って言ったら、離れること、できそうだし。
嬉しいけど、嬉しくないなんて、矛盾した気持ち、もう抱えず
にすむじゃんか。



けどね、今は好きって言えない。
だって手塚遠くにいるから。
たまにくれる手紙にはやっぱり猫の話が書いてあって、俺は
元気だよーって写真も送ったりする。
あぁもう帰ってきたら好きだと言ってしまおうか。
どうなったって構わないから。
距離が離れても気持ちが薄れないってことは、やっぱり気持ち
にケリをつけなきゃ、俺は手塚から離れられないってことだ。
困った顔されてもいい。
違う「好き」を与えられてもいい。
好きだと言えるわけなくても、好きだと言ってしまわなければ。



手塚、早く帰ってきて。
そんで俺に、好きって言わせて。
鈍感なフリをして、「好きだ」って言ってくれても構わないから。







三月さんへ。
サイト開設おめでとうございます。
久しぶりに書いた塚菊っつか、塚←菊?
お祝いにもならないSSですが、気持ちだけは込めました!
これから頑張って下さいね!


き あ ぬ