阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2004年05月27日(木) 松本狂い。(ジュンじゃなくて)/現実逃避


↑とりあえず申し込みました。
今からすごく楽しみー!ちゃんとスペ取れますように!
書類不備ありませんように……(そっちかよ)
新刊出せますようにー!


まだ9月の話なんですが、ワタシ、この夏は個人ではまるで
活動できない状態なのに原稿だけは立派に抱えているので
今からそれなりに考えておかないとなーと思ってます。
あ、でも夏の原稿って大変なの6月後半から7月じゃんね!
全然平気じゃん。
今出したいと思う鰤本は↓この話に肉付けしたもの。
乱菊さんとギンの昔のお話。


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【ロマンチシズム】


人恋しさを覚えたのは、二人で暮らし始めてからだった。
隣に誰かいる夜も、いない夜も、人恋しさがなくなることは
なかった。近くにいればいるなりに遠く、遠くにいればいる
なりに遠かったし、踏み込めない距離はあたしと彼の間に
いつも在った。それに気付いたのは、けして重なり合うことの
ない感情を、あたしが抱いていたから。


人恋しさを覚えたんは、二人で暮らし始めてからやった。
気まぐれで拾うた子の持つ温かさにボクが気付いてしもうた
から。いずれは一人になるんやからとボクは何処へ行くとも
言わんで彼女を一人にしたけれど、気付けば歩は彼女へと
向かう。離れても再び距離はのぅなった。正真正銘のぅなった
わけではないんやけれども。


けれど、その感情を表に出すことはせず、あたしはただ彼の
帰りを待ち、離れようと、その距離がなくなろうと、それでも
存在する埋めようもない距離にもどかしさと安堵を感じながら、
もう数え切れない程の夜を過ごした。
眠れない夜は彼がいないときに数回。
どうしようもない人恋しさに溺れてしまったときだけ。


ずっとずっと、ボクと彼女との間にある一定の距離は一体何
なのか未だにわからへんけど、ボクはそれでも帰ってきた。
縮めようもない距離をどうしたいとも思えんかったし、どう
したからって、どうにもならんと思うてた。
離れても離れても、そこにある距離は変わらへん。
それでも帰るんはどうしようもなく人恋しくなるから。


じゃあ他の誰かでもいいのかと思った。単純に一人だから
人恋しくなるのだとすれば、彼じゃなくてもいいのだろうと。
抱く感情を誤魔化して。
忘れもしない、真ん丸の月が真っ赤に見えたあの夜。
あたしは初めて肌に触れる温かさを知ったのだ。自分を貫く
ものの熱さを知ったのだ。
そして冷たい掌を、頬に感じたのだ。


春を売る女に出会うた。
あと僅かで満ちる月に、やけに寂しさを感じた夜。
招かれるがままに身体を重ねた。ただ温いだけで、単純な行為
というだけで、身体の芯は何処か冷めていった。身体を離し、
すぐ、ボクは帰ろうと思うた。この寂しさはこんな行為じゃ
拭い切れるはずもない。
月が満ちた晩、ボクは帰ってきた。
寂しさが寂しさで迎えられるとは思わんかったけれど。


涙は出なかった。
彼は何も言わなかった。
あたしの背に自分の背をくっつけるようにして座り、膝に顔を
埋めた。
同じように、あたしも顔を埋めた。
そうしたら涙が出てきた。
無性に人恋しくなった。


無意識的に出た手を収めた。
ボクは何の言葉も持たへんかった。
彼女の背に自分の背を這わすように座り、膝の中に顔を埋めた。
背中越しに彼女も同じようにするんがわかった。
彼女がしゃくりあげた。
無性に人恋しくなった。



背中が温かく、何より温かく、けれど、振り返ることはできず。
言葉はなく、勇気もなく、ただ人恋しさを互いを縛りつける鎖
として。



あんたじゃないとだめなんだ。
君やないとあかんのかもしれん。



埋められぬ距離、背中のぬくもり、そして堪らぬ人恋しさ。



その全てはただ。



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これはもう乱菊さんサイトにアップしてるお話なんですが、
肉付けして、もっと感情とか、その背景とかじったり書いて
みようかなーと思ってます。
だってオフ用のネタとしてストックしてたのは本誌次第じゃ
どうにも使えそうにないんだもの。
まぁこれもそうだけど。
二人の過去をどーんと久保先生が描いてくれたら満足だけど
笑顔で落胆しそう(笑)


日番谷くんと乱菊さんの本も当然出すつもり……
『手を。』って話、書いたんですけど、それに近いもの、
かな。乱菊さんと日番谷くんの関係の深い部分をワタシなり
の解釈で。
どうにも恋愛とは程遠いですが。
乱菊さんとギンもそうなんですけどね。
一括りにしちゃうなら恋愛なんですが、ワタシの中ではどう
も違うっていうか。
恋愛は恋愛なんだろうけど、そう一概には言えないっつか。
どう言えばいいんだろなー。
ま、いっか。


ワタシにとって乱菊さんってのはおかしなくらい特別です。
かの日の忍足くらい夢見てます。
下手したらそれよりマズイ状態で(うわー、そら怖い)
彼女の副隊長章?百合っぽくないですか?
まさにそんなイメージなの。
強く、弱く、そして綺麗な人。『凛』という言葉の似合う人。
好きだ……


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リハビリのカワイコちゃんとお話してるおかげでゲーム熱
再燃!(本当に久々に)
ていうか、現実逃避なんだけどね……
ほら、最近ローなものですから。(自分で言うほど嘘くさい)
で、ようやっとクリアできずにいたボスキャラを倒した!
今更ドラクエ7をやってるんですよ。
いつ買ってもらったんだよなぁ、ワタシ。
※たぶん2002年9月とかじゃないかな。
そのときはダパさんが大好きだったので、主人公はケンって
名前だった。
んで、ダパでやるの飽きて、当時忍足に狂ってたから、ケンが
『ユウシ』に変わってた……他のキャラはジロー、サカキ、
ケイゴだったよ……歴史って怖い。
鰤の名にしたかったけど、4文字だけにできない。
悲しいな。

プレステ2買ったら、ドラクエ5をカワイコちゃんから貸して
もらお。


さー寝るかぁ。
銭金終わったら風呂入る。


き あ ぬ