阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツ|キノウ|アシタ
| 2003年05月01日(木) |
今日はめでたい日!/日記キリリク★サエ菊。 |
とあるサイトさんたちの1周年なのだ! めでたいねー 嬉しいねー ホントおめでとうって気持ち。 思えばそちらのサイト開設当初からお知り合いでっていうか、 開設前からなのか。どちらもメールとかで少々のやりとりが あったり。 そう考えると、彼女達とワタシを結び付けてくれた忍菊に 大感謝!というか、いえ、それしか言葉がナイって感じです。 今はメッセで阿呆トークのお付き合いをしてもらったり、 一緒にご飯食べ行ったり、この1年で随分とオフでもとても お世話になったお2人です。 いろんな幸せをもらっているし、これからも仲良くしてもら えたら、さらに幸せだなぁと思います。
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今日リンクを見たら「重要なお知らせ」いうのがあって、 なんだ?と思ったらサービス中止となっていた! わーマジすか、マジですか?っつーんで今新たな場所を見つけて 移行作業中。 日記とかもそうなったら怖いよなぁ。 というわけで、お昼休みはこのへんで。 作業に勤しむのだ。
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日記カウンター40000hit御礼 narinari様へ 佐伯菊。
臆病者の恋。
臆病なんだよ、俺は。 距離を理由に、君との距離を置こうとする。 君が俺を好きだと言っても、俺が君に聞こえないように 君に好きだと言っても。
久しぶりに会った菊丸はなんだか俺の知らない菊丸で、自分 たちのペースで進めていた試合を一気に覆された。 去年までと違う。 去年までとは違ったんだ。
「すごいね、菊丸」 「皆スゴイからさ、俺も負けらんないじゃん!」 「そうだね」 「サエ、手ぇ抜いたんじゃないのー?」 「そんなわけないよ」 「だって聞いたよ、不二から。裕太とやった試合のこと」 「あぁそれは」 こんな会話ならいつでもできて、会えば普通に。あのとき菊丸 からぶつけられた気持ちが嘘だったように俺たちは。 「あの打ち方がよくないってわかっていたからさ」 「そうみたいだねー俺にはわかんないけど」 晴れ渡った空のように、なんの曇りもない関係を保っている。 誰が知ることのない雨の日を。 「不二がいらんとこで敵作ってるからなぁ」 「はは!そんなこと不二に言ったらサエも敵になるかもよー?」 「今日もう十分相手してもらったから当分いいかな」 目の前にもう敵はいると思う。俺の心の敵。敵は不二ではない。 お互いに笑顔で話す君こそが敵なんだって、きっと君もわかって いると思うよ。
何も知らないふりができるほど大人ではないし。 何もなかったことができるほど大人ではないし。 互いの気持ちを隠せるほど、俺たちは。
「俺、成長したのテニスだけじゃないと思う」 「菊丸」 「でも、これって成長って言わないのかな」 「菊――」 「サエへの気持ちは変わんないよ、俺」 記憶が雨の日へと戻ってゆく。 冬の雨は冷たくて、冬の海に俺は、気持ちを飲み込み、沖へと 連れ去ってくれと願っていた。
菊丸と俺が出会ったのは1年の秋の新人戦。 全国的にも名が知れた青学と六角だったから、練習試合も 何度か組まれた。年に何度か顔を合わせる程度だったけれど、 不二と俺が子供の頃からの知り合いだったせいもあって、 不二と仲のいい菊丸が、俺と不二との試合の合間の会話に 入ってくるのは当然と言えば当然だったかもしれない。 明るくて、屈託がなくて。 俺と不二とは全く違うタイプの菊丸を、不二が傍に置いておく のは妙に納得できた。きっと俺も同じように、傍に置いていた と思う。 不二がそれだけのつもりで菊丸を傍に置いているのか、そう でないのかはわからない。 試合だけの関係、そこから派生した電話。 会うわけじゃない、ただ電話だけで。耳から入る言葉、それ だけで、どうして俺は菊丸を好きになり、菊丸は俺を好きに なったんだろう。 試合でしか会わなかった。 電話しかしなかった。 菊丸が俺のところまで来たのはクリスマス・イヴの夜。 雨が降る夜だった。 終業式の前の日にかかってきた電話、サエがいつも話してる 海が見たいなぁと菊丸は言っていたんだ。 そしてかかってきた電話からは車の音が聞こえて。 どこにいるのかと聞いたら、海だよと菊丸は言った。 俺は受話器を慌てて置いて家を飛び出した。 海沿いを走る国道、一つだけある電話ボックス。 そこに菊丸はいた。 「来ちゃった」 コート以外で耳にした声はか細く、脇を走る車に消えそうに なる。 「どうして」 「結構時間かかるんだね、ここまで来るの。お金も、ちょっと かかったし」 「だから、どうして菊丸」 「サエと電話ばっかしてるのイヤだったから」 「何、言って」 「好きな人には会って話したいじゃんか」 「菊丸」 雨の音は静かで、車の音は響いて、けれどもっと耳の奥で 鳴るのは波の音で。定期的な波の音に、自分の心臓の音が 重なる。そして口にした言葉は。 「帰ろう、菊丸。こんな遅くにこんなところにいたら、ご両親が 心配するよ?」 一瞬見開かれた目、そして開かれた傘、車のランプを反射する 雨雫。 俺は聞こえなかったように振舞って、菊丸を駅まで送る。 波音が遠くになるほどに、俺の心臓の音も小さくなった。 高鳴りは波に遠くへ運んでもらったんだ。 波に飲み込まれ、深く沈んでしまえと思った。自分が自覚して いない気持ちは君によって目覚めさせられ、途端眠ることを 選んだんだ。
「俺は、たぶん、まだサエが好きなんだ。俺、あのときサラっと 言ったつもりで、気持ち押し付けちゃったんだと思うけど」 甦る記憶と感情。 波の音すら聞こえてくる。 「もう一度言ってもいいかなぁ。今度は流さないで聞いてよ」 あのとき俺が手離したものを、菊丸はまだ持っていた。 あれから電話をすることはなくなり、試合だけの関係に、また 戻っていたというのに。 「俺、サエが好きだよ」
強い君。 強い君。 あぁだから不二は君を傍に置くのかもしれない。 きっと臆病な自分というものを知っているから。 けれどもっと臆病な俺は、君に応えていいのだろうか。
また、波に気持ちを奪い去ってくれと願うかもしれないのに。
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ってワタシ他所様の佐伯菊って読んだことなくて、ホントに めっちゃおかしな『佐伯』になっていること請け合いなの ですが……ウチの佐伯は黒くないです。白くもないか。 臆病なの。 そんな人です。 逃げたとしても、それを後悔しない人。 そんな強さを持った人。 だけど、佐伯菊はきっとコレが最初で最後です。 narinariさん、こんなサエ菊ですまんかったです〜
き あ ぬ
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