よるの迷走日記
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| 2005年02月04日(金) |
誠、あんことオカルトの旅 |
友人と合流前にまずは「誠」の聖地へ。壬生寺は前日まで狂言を やっていたそうで、見たかったなー。その代わり(?)おぜんざいを いただいてきました。砂糖湯にあんこ大さじ一杯とレンジで チンしたお餅を入れてみました……という感じだったです。 千人分出す時はそうなっちゃうんだろうなぁ。 でも地元の人に話し掛けられたりしてちょっと面白かったです。 八木邸も見学してきました。意外と狭いと言うか。天井が低かった せいかな?鴨暗殺なんか本当家人の目と鼻の先でやっちゃってたんだなぁ と実感。前川邸前を通って光縁寺にお墓参り。一本道なのですがしかし 途中まで本当にふつーの住宅街で――酒屋さんの店先に「立山」の酒粕が 積んであって目を疑いましたが――何度引き返そうと思ったか知れません。 ひっそりと小さなお寺で、血で血を洗う内部抗争の犠牲者達が眠っている、 という感じではなかったのは、大河ドラマに毒されすぎかなぁ。 さらに西本願寺に行って、そこの休憩所の親切なおばあさんにヤーコンのお茶を いただいてから風俗博物館が見えるところまで案内してもらって。 (すみません、ちょっとお聞きしたいんですけど……と話し掛けたら すごい不審そうな顔をされ、風俗博物館ってここからどう行けばいいですか? と聞いたらほっとしたようににっこりされた。何でだろう。)
風俗博物館。ここ、仏具屋さんだか仏壇屋さんだかのビルにありまして、 源氏物語の六条院を再現した模型の中で人形達が名場面を演じております。 「三日夜の餅の儀」なんて有名な話ですが、婿の足が娘の元に留まるようにと 両親が婿の沓を抱いて寝る風習は知らなかったなぁ。 結構直接的な願掛けで面白い。 あと実物大の調度と衣装が置いてあって「ご自由にどうぞ」なんてあるのですが。 これは、こういうのは、やっぱり連れがいないと盛り上がらない! 狩衣を着て記念撮影とかしてみたかったのですが……。 取り合えず扇広げて口許隠した写真とか(←馬鹿)一人で撮ってみました。 他にお客さん金髪碧眼のお姉さんだけで、何やってんのこの人という 視線にも耐えつつ……楽しかったです!
午後から北海道集合とか、無茶なことに 付き合ってくれる良き相方と五条大橋の前で合流。 「うわー、北国からきた人って感じ!」 というお褒めの言葉を頂く(←褒められてない)。 だってだって京都も雪降ったってニュースやってたし。 北陸の早朝を完全防備で出かけた私の格好は、あまりにも重かった……。 風は冷たかったけど。
そこで迷い、道を聞いた地元の人に何であんな小さな寺へと突っ込まれつつ 六波羅蜜寺へ。ガイドさんによると今はともかく昔は広大な寺領を持ってたそうです。 そして現代もこのお寺が知られているのは、教科書でお馴染みの平清盛像や 空也上人像(注:行った時点では特別公開中)があるから。 何か初めて会ったという気がしなかったですね。当たり前か。 そこから六道珍皇寺に行って、すぐ近くの子育幽霊飴をお買い上げ。 また古びた小さなお店でいい味出してるおじいさんが売ってくれました。 最後に節分の後日祭をやってる筈の吉田神社へ行ったのですが、 着いた頃には祭りの後……寂しい。 でも、途中で京大の正門前で記念撮影をして元気を取り戻しました(笑)。
夕食は京都っぽい物を。アイスクリームのてんぷらを初めて食べました。 油っこかった。来る途中、みたらしだんご屋さんの行列があったので、 夜食に買って帰ろう!と話をしており。 帰りにみそだんごを買ってしばらく歩くと。目の前にさっきの みたらしだんご屋さんが……。 どっちか気づけよ、という話。時々突っ込みの不在が痛いコンビなのかも。
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