よるの迷走日記
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延期さんのナイスな運転で五箇山へ。 秘境のようですが富山市内から高速使えば案外な近さでした。 もうあっちこっちにシルバーパワーに満ちた観光客を 乗せたバスが。 お小夜伝説の地で民謡をBGMに散策。 県内最古の木造建築の白山宮を参り重要文化財の村山家で 四百年分の煙に燻され、こきりこ館ではこきりこの歴史を学ぶ。 あの曲で千年歌って踊っているんだと。 だからああいう衣装なのね。 昔は時間の流れがもっとゆるゆるしていたのかなぁ。 再現された流刑小屋ではあるサプライズに腰を抜かしそうになりました。 何かは言えません。知りたい人は行こう。 しかしあれです、あの狭さ暗さ。日はいかにも射さないようだが 風雪はばっちり吹き込みそうな格子窓と食事の差し入れ口。 豪雪の山奥まで飛ばされた上にこんなのに閉じ込められるなんて、 どこまで悪いことをしたんだ流人よ。ここでじわじわ朽ちるより あっさり打ち首とかの方が何ぼかましかもしれません。 加賀藩で悪いことしたら後が怖いぞ。
お蕎麦も食べたし合掌造りのお茶処でぜんざいも食べました♪ 入ったら囲炉裏端でおばあさんが寝ててどうしようかと。 起きてくれて良かった。 あとお餅を焼くトースターの音がしたのもアレでしたが。 こんな山奥の、世界遺産の中でこきりこの歌詞書いたついたて 眺めながら、ジャズを聞きながらの休息。 なんてローカルでグローバル。ちなみにここでレトリバー 飼ってましたが、名前聞きそびれました。 他にも民宿いっぱいあるようなので、一度絶対泊まってみたいです。 世界遺産が県内にあるってやっぱり誇らしいことだよね。
さてあとは日の暮れないうちに温泉。ダム湖のそばにある 日帰り入浴施設へ。あちこち個人のサイトなんか見ても、 眺望が褒めてあっていい感じだったので来たかったの、だが。 えーっと。入った瞬間、あれ、団体さんがいるのかな?と思ったのです。 休憩所はかなり混雑してるみたいだったし。 しかし、脱衣所でも洗い場でもサウナにまでそれは張り巡らされていた。 「有線。」 それも懐メロチャンネル。さらにわりとボリューム大き目。 これは……どこにも書いてなかったぞっ! 露天風呂やサウナからの美しい眺めが「よろしく哀愁」に まみれていく……。風呂くらい静かに入らせてくれ……。 湯上りの五箇山牛乳(¥100)は、美味かったです。
帰宅してから餃子作りました。世界遺産集落で買った朝どれ大根の 菜っ葉を茹でて刻んで入れたそれは、なかなかの出来でした。
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