よるの迷走日記
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2004年08月22日(日) 山南さん

悔しい……喜劇作家に泣かされた。

胸に焼き付いてきっと一生忘れない。
明里の健気さも(最初の登場のとき売られてくるには
年齢的に遅すぎないかと思ったが、今思えば正解の配役だった)、
永倉さんの誠実さも、「こんなことのために剣を学んできたんじゃない」
と呟く総司の悲嘆も、源さんの篤実さも、
人に興味ないわりによく観察しててフォロー魔の斎藤も、
そして毅然とした山南さんの最期も素晴らしかった。

こんな時に歌なんか詠む伊東の的外れで不人情な感じもよく出てた。
何より、近藤と土方が並んで座っていたあのシーン。
「いつもあんたに何がわかるんだよ。」
という風に憎まれっ子な台詞を言うのは歳の方なんですが、
もう口きこうとしたら泣き声になっちゃうの間違いないくらい
目が潤んじゃってて。肩を組んで号泣する二人の姿に、
やっぱりこの人達は何者にも代え難い同志、一心同体なのだなと
感じずにはいられませんでした。
二人にここまで惜しまれた山南さん。最高でした。

NHKの公式サイトも、池田屋事件のときより力入ってないか?
という特集を組んでました。スタッフにも愛されてたんだね、
山南さん。
コメントの中で泣き虫な三谷さんが
「リハーサルで小林(源さん)が泣いてたのでもらい泣きしてしまった。」
と書いてましたが、絶対自発泣きだ、賭けてもいい。


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