よるの迷走日記
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『運命の女』を観る。内容はというと専業主婦はあまりに暇で、 たとえ旦那がリチャード・ギアでマイホームパパで奥さんに ちゃんと「綺麗だよ。」と言ってくれて失敗した料理でも 「うまいよ。」と食べてくれて社長でも若い男に溺れてしまう、 とまあそういう内容(←偏見)。
しかしダイアン・レインのご乱行ぶりは激しかったです。 自分から男の家を訪ねて、押し倒されてスカートめくれた状態で 「ダメよいけないわ。」 とか言ったのも一瞬で、映画館、アパートの廊下、 友達と入ったカフェのトイレ……。化粧直しとかで入ってきたらどうすんの? そして明らかに初日から上の空で旦那にばればれ(笑)。 事態は一応思いがけない方向へと動くわけですが、 サスペンスにしてはぬるかった、かなー。 大体男に嫉妬とか独占欲はあるようだけどドレスもランジェリーも 旦那の稼ぎで買ってるわけで、もちろん向こうも何の約束もしてないし 自分だって誠実な夫や可愛い息子を置いて男に走る気は毛頭なさそう。 だとしたらさっさと思い切るかもっと嘘がうまくなるよう頑張るか なんでしょうが、ムガムチュー!って感じの人に言っても難しいか。
劇場公開時延期さんと語らったことも懐かしい。 『危険な情事』のような映画と言うより『危険な情事』の監督が 撮った映画、と当時は思ってましたが、やっぱり火遊び一回火事の元、 という教訓的な映画、という意味では正しかったですな。 延期さんの洞察力に感服。
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