よるの迷走日記
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2004年04月18日(日) 答えのない問い

鷺沢萠さんが亡くなりました。
最近小説からは遠ざかっていたのですが、公式サイトの
日記と裏ページでの管理人との毒のあるやりとりが面白くて、
ちょくちょく覗いていただけに何だか知人のことのように
複雑な心境です。
遺族や友人の方々の心境を思うとやりきれない。
鷺沢さんは本を出すほど溺愛している飼い犬がいた筈なのですが、
どうしてなんだろう、何を思ってたんだろう。
信じられない気持ちで一杯になり、そんなもやもやを
母に話してみたところ、
「愛する人がいるからって、人は自殺しないとは限らないでしょ。」
と全くもってごもっともなご意見をいただいた。ちょっとだけ
救われたような気さえした。

もっとももし親しい人が同じようなことをしたら、
どうして気づいてあげられなかったのか、引き止められなかったのか
やっぱりずっとずっと悩むことだろう。想像するだけで心から
血が噴き出しそうだ。
自殺した人を、弱かったからだとか逃げたのだと責めることは
できない。苦しみも辛さもその人だけのものだから。
それでも取り残された人の苦しみを思うと言葉を失ってしまう。
どうして?と問わずにはいられない。



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