よるの迷走日記
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2004年03月11日(木) 科学的な愛

母と『イノセンス』を観に行く。ナウシカのDVD特典である
予告編を観て
「かっこいい!観たい!」
と言った母ではあるが、過去『人狼』にハマり『攻殻機動隊』もDVD観て
最近では日課のように公式サイトをチェックしていた私にはほぼ確信があった。
彼女は寝るだろう。
正直自分自身の睡魔とも戦うことになるかも、と思わなかったと言えば
嘘になったり。でも一人で観に行くのは寂しいし、
好きなスタッフさん達(会ったことがあるわけではないが)が頑張った作品と
なればやっぱり一人でも多く劇場で見てあげねば。
と、いうことであえて彼女には『攻殻機動隊』など事前知識を
与えておかなかった。騙したわけでなく、黙っていたのである。

結論としては、私は寝ませんでした。もう一回映画館で観てもいいと思ったし、
DVDも買っちゃうかもしれない。映像がすっばらしいです。ハイ。
音楽も75人の民謡歌手のハーモニーに魅せられます。
で、予想通りだった人は
「難解な言葉が多すぎる」
「何言いたいのか意味わからん」
「マトリックスみたい」(←これはさすがにこっちが前だ!と説明したけど)
と予想通りの苦情を言いたい放題でした。(^_^;)
『ブレードランナー』みたい、とは言われなかったけど、観てたら絶対
言ってたに違いない。少なくとも私は思ったぞ。
だけど、大きな身体して荒っぽいこと平気でがんがんやるくせに、
センチメンタルでちょっと女々しくてフェミニストで寂しがり屋な
バトーに惹かれます。素子との再会のシーンが何だか後でジーンと
来たぞ。こういう愛もありなのね……。


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