よるの迷走日記
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2003年09月05日(金) 神田御茶ノ水藪蛇道中

いきなりですが、半年に一度の日帰り東京出張です。
決まったのがこっちが後だったので、もし温泉旅行と
日にちが離れていれば、金・土で泊まることも考えられたのですが。
あんまり店を空けるわけにも行かないのでねぇ。
我ながら間の悪いことです。ただ、シフトは調整できたので
今日はゆっくり最終便でご帰還です。

用事もそこそこに向かうは秋葉原。
別に意図はなく「行って見たかった」だけなんですが。おお。
電気屋さんばっかり(当たり前)。
でもまあ特に今欲しい物もなく、大物を買って帰るのは大変だし
いくら安くても小物を買うのも馬鹿らしく、すぐ飽きる私(笑)。
結局金沢にも支店があるというコミック専門っぽい書店に入店。
5階のコミックス売り場へのエレベーターに乗ったら
店員含めて私以外全員成人男性でぎっしり。
ちょっとよろよろしてしまいました。ここで明日になれば
富山でも手に入る新刊を入手、さっきのに懲りて階段で下まで
降りて帰りました。

そのまま無謀にも地図も見ないでふらふら歩くと運良く神田駅前に到着。
最近読んだ成田美名子の『花よりも花の如く』<白泉社>がこの辺を
舞台にしてる筈なんですが。老舗の甘味処は、蕎麦屋は、ニコライ堂は
湯島聖堂は神田明神はどこだ?駅の周辺図には書いてないぞ?
そのまま懲りずにふらふら歩き、かなり迷って足が痛くなってきたところで
大きめの地図発見。逆の方角に戻り、歩いているうちにお蕎麦屋さんを
見かける。これよこれ、この江戸情緒っぽいものが見たかったのよ。
更に歩くと清水玲子のイラストのポスター張ってあるガラス窓が。
書店か?と入り口の上を見ると、「HAKUSENSHA」の文字。
ってことは今私が買ったばかりのマンガを作ってる会社!
よっく見ると雑誌の最新号は飾ってあるわ中のロビーで
女性二人が向かい合って紙を何枚も広げてるわ、わー、本当に出版社だ。
妙な親近感でついじろじろ眺めてしまいました。

なるほど、成田センセイは土地カンがあったからここを舞台にしたのね。
妙に納得して歩くと、あ、ラッキー!
湯島聖堂とニコライ堂と神田明神の看板!……とその向こうにJR御茶ノ水駅。
何で神田明神が御茶ノ水にあるんだよぉ(←調べなさいよ)。
まずニコライ堂に行くと、中の拝観は4時まで。いいや、外から見るだけでも。
聖橋を渡って、湯島聖堂で蛇を観測。金色っぽい小蛇でした。
都会でもいるのね、蛇って。どうしてこういう時に限って私はカメラを
持ってないんだろうね。
神田明神は、予想外に派手でした。日光東照宮を彷彿とさせます。華やか!
奇跡的に目的は果たしましたが、やっぱり下調べは大切ね。が教訓の
一人歩きでございました。それから携帯電話の不携帯はあかんね。


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