よるの迷走日記
DiaryINDEX|past|will
父の古い知り合いで、よくお買い物に来てくださる方が 私の従兄(本家の長男。三十代後半)について 「おじさんになったわね〜!びっくり!」 従兄といっても十以上年上で、ほとんど挨拶しか したことのない人なので返事しようのない私。 「あの人、まだ独身でしょ?どうしてかしら。」 そりゃー鬼のように怖い舅姑が、とも言えず 「縁談はいっぱいあったみたいですけどねー。 選り好みしたんじゃないですかね?」 と答えればすかさず 「え?お母さんが?難しい人だもんね!」 ――血縁はないけど一応私の親戚なんだけどね、その人。 そして会話の最後のほうには、 「とうとう結婚できなかったわね〜〜。」 扱いに落とされていた従兄。自分と似ている物件(長子、 家業手伝い、強面の父親)だけに余計哀れです。
|