よるの迷走日記
DiaryINDEX|past|will
今日はWOWOWで野村萬斎スペシャルでした。 もちろん全部ビデオに取って、 映画『陰陽師』は明日観るとして 舞台『オイディプス王』を寝る前ちょっとだけの つもりで観たのですが。 結局最後まで圧倒的な存在感と演技に釘づけ(←莫迦)! もーーぅすごかったですぅ。
『オイディプス王』<ソポクレス/岩波文庫>は やっぱりエディプス・コンプレックスの元として 好奇心から読んだことはあったのですが、 ショッキングはショッキングとして何年も前だったので 印象はもうかなり薄れていたのです。 しかし舞台に立つ萬斎氏は生身の男として王として そこにあってあなたその迫力と言ったらもう。 何と言いますか英雄としての眩さもあり 暴君すれすれな国王の強大さもあり 自信に満ちた立ち姿の凛としていること!
かと思うとそれこそ親子ほど年上の妻に対する時は ちょっと甘えてるっぽいと言いますか 女教師に恋する少年のような 敬愛や尊敬に満ちた眼差しをするのですよ、キャーー!! 言うまでもなくすべての真実を知り 絶望に追いやられた弱くもろい人間としての オイディプスとの落差も凄かったです。
寝不足になりましたが、いいもの拝ませていただきました。 これはもう永久保存版だ。
|