"RENEW!"
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2005年10月03日(月) |
思い出してはくれない存在 |
ふと見上げたら 顔なじみの人がそこに立っていた。 彼はスーツに身を固め 同じ会社の人らしき人達と 談笑して私の数メートル先で立っていた。
何度か彼の顔を見上げるように眺めたが 名前が出てこなかった。 あの場所であったひとなのに 出てこなかった。
私の会社の最寄り駅に降り立った時に 彼のその時の服装が蘇った。 そうあの時の記憶。 名前も話し方も一気に思い出したのだ。
学生時代のバイト先での先輩で 大手の銀行に就職が決まったとだけしか聞かずに そのまま私もそこのバイト先を辞めた。
そのせいかな、 私のことを思い出す様子もなく 彼は視線を合わせず 発車した電車とともに ホームから消えて行ってしまった。
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